負のイメージが強い「怒り」は物語創作においてはおいしいエネルギー源になる!【プロの小説家が教えるクリエイターのための語彙力図鑑】
負のイメージが強い「怒り」は物語創作においてはおいしいエネルギー源になる!
いかり [英:Anger ]

怒りの意味
腹を立てること。
怒りの類語
憤り 憤怒 不満 立腹 激昂 癇癪 怒気 一喝 憤慨 業腹など
怒りにおける体(フィジカル)の反応
地団駄を踏む
眉間にしわが寄る
目つきが鋭くなる
唇を噛む
語気が鋭くなる
貧乏ゆすりをする
頭に血が上る
息が詰まる
まわりが見えなくなる
声を荒げる
青筋を立てる
顔が真っ赤になる
気色ばむ
とげとげしい態度
しかめ面
体温が急上昇する
怒りにおける心(メンタル)の反応
イライラする
嫌な気持ちになる
焦燥感を抱く
ふてくされる
不満を感じる
不機嫌になる
反抗的になる
気が散る
モヤモヤする
憂鬱になる
ささくれた気持ち
不快に感じる
興奮して冷静さを失う
恨めしい
何だか気に入らない
歯がゆい
「怒り」の背景に複雑な感情が交錯しなければ行動理由に欠けて共感されにくい

負のイメージが強い「怒り」ですが、物語創作においてはおいしいエネルギー源になると捉えて活用しましょう。たとえば、ほぼ瀕死で絶望的なのに、なぜか立ち上がれてふたたび強敵と戦う。もう解決策などないのに、それでも諦めずに奮闘する。こいったシーンは小説でも映画でも頻繁に登場します。
逆境に陥った主人公を動かすのは「怒り」に負う部分が大きく、明らかに現実世界では「もうダメだ」的状態でも、物語なら「よし、頑張れ! ここからだぞ!」と展開が変わるプロットポイントになります。読者を味方につけ、圧倒的ピンチをブレイクスルーするには、「怒り」に任せましょう。それまでのストーリー展開で堆積した「怒り」があるからこそ、満身創痍でも立ち上がれ、現場放棄するはずが再トライできてしまうのです。物語の転換点では主人公の「怒り」をここぞと爆発させるのが秘訣。「怒り」が復活のエネルギー源となり、読者はあり得ない未知のパワーに拍手喝采します。
出典:『プロの小説家が教えるクリエイターのための語彙力図鑑』秀島迅
