RKC高知放送

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命にかかわる不整脈を自動的に検知して、正常に戻す最新の機器を患者の体内にいれる手術を、高知市の医療機関が実施しました。
この症例は高知県内では第1号となります。

4月14日、高知市の近森病院が会見を開き、重い不整脈の治療に『EV-ICD』と呼ばれる最新の機器を使った症例について報告しました。
EV-ICDは突然起こる命にかかわる不整脈を監視するペースメーカーの役割を果たし、異常を検知した場合は、体内で自動的に電気治療を行ないます。
従来のものと異なる特徴は、心臓の電気信号を送って電気治療を伝える導線が、血管の中ではなく胸骨の裏にあることで断線や感染症のリスクも低下したということです。
EV-ICDの中にはマイクロコンピュータが登載されていて、保存されている治療記録を担当医が確認して、治療のプログラムを調整することができます。

近森病院では4月6日に、重い不整脈のある50代の男性にEV-ICDを採用しました。
手術も2時間ほどで終わり、術後の経過も良好だということです。
この症例は四国では3例目、県内では第1号となります。

不整脈治療の分野で性能の高さと安全性を両立させたEV-ICD。
近森病院では、患者の状態に適した治療を提供することで今後も、地域医療に貢献していきたいとしています。