「スマートEX」で新幹線のチケットを安く買ったつもりが、トータルで損してた!? 「在来線運賃」が別途かかるケースがあるって本当? どのような場合が該当するのでしょうか?

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東海道・山陽・九州新幹線のネット予約サービスである「スマートEX」は、事前に登録することで交通系ICカードで新幹線への乗車が可能です。   簡単な登録だけで新幹線を予約できるため便利ですが、新幹線の乗車駅まで在来線を利用した場合には別途運賃がかかるため「紙のきっぷより高くなるのでは?」と思う人もいるでしょう。   本記事では、スマートEXについて解説するとともに、紙のきっぷより高くなってしまうケースや利用の際の注意点もご紹介します。

「スマートEX」とは

「スマートEX」とは、東海道・山陽・九州新幹線の乗車券と特急券が一体となった商品です。
対象になるのは「のぞみ」「みずほ」「ひかり」「さくら」「こだま」「つばめ」の普通車指定席・グリーン車・普通車自由席で、交通系ICカードで乗車可能となっています。
3月29日時点でのスマートEXと通常のきっぷの大人1名分の普通車指定席の料金(片道)を比較した例は表1の通りです。
表1

通常のきっぷ スマートEX 東京→新大阪 1万4920円 1万4720円 東京→広島 1万9960円 1万9760円 新大阪→博多 1万6220円 1万6020円

※筆者作成
スマートEXを利用した場合、通常のきっぷを購入するより200円ほど安くなるようです。

紙のきっぷより高くなることもある?

通常の紙のきっぷよりも安くなるという特徴があるスマートEXですが、新幹線の乗車駅まで在来線を使用した場合、運賃の合計が、通常の紙のきっぷよりも高くなってしまうケースもあるようです。
通常のきっぷは、一定の条件を満たす場合に、「特定都区市内制度」が適用されます。例えば以下のような移動があったとしましょう。


・在来線で新宿駅から東京駅
・新幹線で東京駅から新大阪駅
・在来線で新大阪駅から大阪駅

通常のきっぷの場合、特定都区市内制度が適用されるため、条件を満たす場合は都市内の在来線運賃を別途支払わずに済みます。
しかし、スマートEXは「特定都区市内制度」が適用されないため、在来線の運賃が別途発生します。そのため、在来線の利用区間によってはスマートEXの方が高くなってしまうようです。

「スマートEX」をお得に利用する方法

スマートEXをお得に利用するには、早期割引を活用する方法があります。
早めに予約をすることで割引率が大きくなる以下のような商品が用意されているため、チェックしておくとよいでしょう。それぞれ、いつまでの予約で割引が適用されるかまとめています。


・EX早特1:乗車日前日(23:30)まで
・EX早特3:乗車日3日前(23:30)まで
・EX早特7:乗車日7日前(23:30)まで
・EX早特21:乗車日21日前(23:30)まで
・EXファミリー早特7:乗車日7日前(23:30)まで。2名以上の同時予約に利用可能

それぞれ対象となる新幹線や座席の種類が異なるため、該当するかどうかの確認が必要です。早期割引が適用されることで、在来線の運賃が別途発生しても、紙のきっぷより安くなる可能性があるでしょう。

在来線を利用した場合、運賃が別途発生して紙のきっぷよりトータルで高くなる可能性がある

「スマートEX」とは東海道・山陽・九州新幹線の乗車券と特急券が一体となった商品で、交通系ICカードで新幹線への乗車が可能です。
通常のきっぷを購入するより200円ほど安くなりますが、新幹線の乗車駅まで在来線を利用した場合などに、別途運賃が発生する場合があります。利用区間によってはトータルして紙のきっぷよりも高くなることもあるため、注意が必要でしょう。
早期割引を活用することでスマートEXをお得に利用することもできるため、適用されるか確認してみることをおすすめします。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー