菅田将暉「死への恐怖や、絶対に生きて帰るという思いを表現したかった」仲野太賀からの提案も明かす。『豊臣兄弟!』竹中半兵衛役コメント発表
現在放送中のNHK大河ドラマ「豊臣兄弟!」(NHK総合、日曜午後8時ほか)。
第十四回「絶体絶命!」の放送を終え、同ドラマで竹中半兵衛を演じる菅田将暉さんがコメントを発表しましたのでご紹介いたします。
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大河ドラマ第65作「豊臣兄弟!」で描くのは、戦国時代のど真ん中。強い絆で天下統一という偉業を成し遂げた豊臣兄弟の奇跡──夢と希望の下剋上サクセスストーリー!!
主人公は天下人の弟・豊臣秀長。
歴史にif(もしも)はないものの、『秀長が長生きしていれば豊臣家の天下は安泰だった』とまでいわしめた天下一の補佐役・秀長の目線で戦国時代をダイナミックに描く波乱万丈のエンターテインメント!
秀長を仲野太賀、秀吉を池松壮亮が演じ、脚本は八津弘幸、語りは安藤サクラが担当する。
竹中半兵衛について
豊臣兄弟の2人がとにかく元気なので、その熱量に自然とほだされていく半兵衛を、自分自身も楽しみながら演じています。
これは小一郎役の(仲野)太賀からの提案ですが、「半兵衛はギークで、どこか重さのある人物でいいのでは」という言葉にとても納得しました。
オタク気質で少しクセのある半兵衛のユニークさを、ユーモアを交えながら表現していきたいと思っています。
また半兵衛は人の目をしっかり見て話すタイプではなく、そもそもあまり人を見ていない人物だと感じています。
そのため、会話をしているようで、どこか会話をする気がない雰囲気は意識して演じています。
個人的に、頭のいい人と会話をしていると、こちらが一言発しただけで、思考が一気に広がってどんどん先のことを考えているように感じることがあるので、半兵衛に対しても、そうした思考のスピードや奥行きを感じてもらえたらと思っています。
半兵衛のシーンについて
第14回で、浅井が裏切ると思っていたことをなぜ言わなかったのかと小一郎に問われ、「もっとわしらを信じてくだされ」と懇願される場面は、半兵衛が豊臣兄弟をより深く信じるようになる、大きな契機となったシーンでした。
今後も三人だけの場面は続いていきますが、少しずつ距離が縮まっていくのを感じます。
また金ヶ崎の戦いでは、半兵衛が織田軍として初めて前線に立ちました。
戦国に生きる人物を演じるうえで、「死」との距離感は重要な要素の一つです。
ふだんは一歩引いた立場にいる半兵衛だからこそ、思わず叫んでしまうほどの死への恐怖や、絶対に生きて帰るという強い思いをしっかりと表現したいと考え、絶叫しながら戦うことを提案して、演技に取り入れました。
豊臣兄弟を演じるお二人について
太賀と、秀吉役の池松(壮亮)くんからは、一緒にお芝居をしている中でこちらの力を引き出してもらっていると感じる場面が本当に多いです。
ポーカーフェイスで感情をあまり表に出さない半兵衛ですが、二人とのシーンではつい素の表情が出てしまうんです。
演じていてとても楽しいですし、二人との掛け合いでは常に刺激をもらっています。
また、僕の解釈になりますが、半兵衛は策略を練ること以外にあまり楽しみを見いだせていなかった人物ではないかと感じています。
だからこそ、小一郎や藤吉郎、そして高橋努さん演じる蜂須賀正勝とは、まるで一つのチームのような関係で、青春を一緒に謳歌しているような感覚があります。
<第十四回のあらすじ>
浅井長政(中島歩)が朝倉方に寝返ったと知った信長(小栗旬)は激高。
しかし藤吉郎(池松壮亮)の機転で冷静さを取り戻し、退却を決意する。

(『豊臣兄弟!』/(c)NHK)
藤吉郎はわずかな手勢で、信長が京に戻るまで朝倉軍を食い止める「しんがり」を担うことになり、小一郎(仲野太賀)は、その中でも最も危険な役目を引き受ける。
兄弟の命がけの撤退戦が始まる!
その頃、京で長政の謀反を知った義昭(尾上右近)は、ある決意を固めていた。
