(『豊臣兄弟!』/(c)NHK)

写真拡大 (全2枚)

NHK大河ドラマ「豊臣兄弟!」(NHK総合、日曜午後8時ほか)。

<この大河の最重要場面>平伏する大名を前に微塵の笑みもない秀吉・秀長…『豊臣兄弟!』視聴者が不穏を予感した冒頭シーンはこちら

4月5日に放送された第十三回「疑惑の花嫁」では、織田勢に徳川家康(松下洸平)も加わり、藤吉郎との再会シーンが描かれました。

その中で家康が発したひと言が視聴者の笑いを誘い、SNSでも大きな話題となってます。

*以下第十三回のネタバレを含みます。

<第十三回のあらすじ>

信長(小栗旬)の指示で、小一郎(仲野太賀)は守就(田中哲司)の娘・慶(吉岡里帆)をめとることに。

藤吉郎(池松壮亮)は喜ぶが、慶には悪い噂があり、しかもある理由から織田家を憎んでいた。


(『豊臣兄弟!』/(c)NHK)

そんな中、信長は越前・朝倉氏との戦を決意。

息子を朝倉へ人質に出している長政(中島歩)と会い、出陣せず後方の守りに徹してくれればいいと告げる。

だが戦が始まると、長政は父・久政(榎木孝明)から朝倉方につくよう迫られる。

“金言”への感謝を述べるも…

信長は二条城に入り、総勢三万の軍勢を率いて若狭へ進軍。

陣中には藤吉郎や小一郎をはじめ、前田利家、明智光秀、柴田勝家、松永久秀といった錚々たる顔ぶれがそろい、そこに家康の姿もありました。

久々の対面に胸を弾ませた藤吉郎は、家康のもとへ駆け寄り、かつて授けられた“金言”への感謝を述べます。

家康の「大事なのはここ(心)じゃ」「熱意が人を動かし、勝敗を決する」という言葉を胸に刻み、ここまでのし上がったのだと熱弁。

しかし、この助言は家康がその場しのぎで口にした、いわば思いつきにすぎなかったのです。

それでも藤吉郎はその言葉を信じ、実際に織田家の重臣へと出世を果たしました。

まさに「嘘から出た実」とも言うべき展開に。

家康が放った‟まさか”のひと言

さらに印象的なのが、その直後のやり取りです。


(『豊臣兄弟!』/(c)NHK)

藤吉郎が立ち去ったあと、家康の家臣の石川数正は「あの時の足軽風情がよもや織田家の重臣にまでのし上がるとは…」と、彼の出世ぶりに感嘆します。

しかし家康は、わずかに間を置き、こう返すのでした。

「あれ誰?」

藤吉郎のことを、まったく覚えていなかったのです。

それを聞いた数正は言葉を失い、複雑そうな表情を浮かべます。

戸惑いをにじませる数正

この絶妙な“間”に、視聴者は一斉に反応。

「数正でさえ覚えていたのに実はまったく覚えていなかった家康。松下洸平さんの徳川家康様が痛快すぎる」「その場を取り繕うのが異様に上手いな」「性格悪くて最高!」「塩対応の家康に笑ってしまう」などの声が。


また、数正の見せた表情に対するコメントも目立ちました。

例えば「石川数正の顔が何とも言えない」「迫田数正、ナイスリアクション」「この時点で数正は出奔を考えた」などです。

なお史実では、腹心である数正は1585年(天正13年)に家康のもとを離れ、豊臣方へ出奔しています。

今後ドラマでどう描かれるかはまだわかりませんが、今回の数正の反応は、主従の微妙な距離感を想像させるシーンでもありました。

今後の展開に注目が集まります。
 

ーーー

大河ドラマ第65作「豊臣兄弟!」で描くのは、戦国時代のど真ん中。強い絆で天下統一という偉業を成し遂げた豊臣兄弟の奇跡──夢と希望の下剋上サクセスストーリー!!

主人公は天下人の弟・豊臣秀長。

歴史にif(もしも)はないものの、『秀長が長生きしていれば豊臣家の天下は安泰だった』とまでいわしめた天下一の補佐役・秀長の目線で戦国時代をダイナミックに描く波乱万丈のエンターテインメント!

秀長を仲野太賀、秀吉を池松壮亮が演じ、脚本は八津弘幸、語りは安藤サクラが担当する。