イングランドを1−0で撃破した日本。(C)SOCCER DIGEST

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 日本代表は現地3月31日、サッカーの聖地ウェンブリー・スタジアムでイングランド代表を1−0で下した。アジア勢として初めてイングランドに勝利した歴史的快挙に、韓国メディアからは驚愕と自国代表への嘆きが入り混じった報道が相次いでいる。

「日本、“サッカー宗家”イングランドにアジア国家として初勝利…1−0撃破」(通信社『聯合ニュース』)

「イングランドを沈黙させた日本…完璧なカウンターで5連勝」(スポーツ紙『イルガン・スポーツ』)
 
「8戦全勝、22得点無失点のチームを破った!日本が起こした大型事故…イングランド衝撃敗」(スポーツメディア『OSEN』)

「韓国は2連敗なのに…お隣・日本は優勝候補イングランドに1−0勝利」(一般紙『朝鮮日報』)

「“ワールドカップ優勝、一度やってみましょう”自信に溢れる理由があった…ホン・ミョンボ号と異なる日本、ウェンブリーでイングランドを1−0撃破」(スポーツメディア『SPOTV NEWS』)
 
 同日には韓国代表もオーストリア代表と親善試合を行ない0−1で敗戦。先日にはコートジボワール代表にも0−4で敗れており、欧州遠征を未勝利で終えることとなった。それだけに、韓国国内では日韓を対照的に描く論調が目立つ。

 なかでも、スポーツ紙『スポーツソウル』は「韓国と180度異なる歩み」と見出しを打ち、「日本は“ワールドカップ優勝”を目標に掲げ、世界制覇を夢見るチームだ。最近の戦いぶりを見れば、北中米ワールドカップで期待以上の成績を残す可能性がある」と強調。オランダ、チュニジア、スウェーデンと同居したグループを「一筋縄ではいかない」と評しつつも、「最近の試合内容と結果を見る限り、首位通過も十分にあり得る」と伝えた。

「ホン・ミョンボ号が最悪の姿を見せた時、“アジア1皇”の日本は新たな歴史を築いた」と書き出した経済紙『毎日経済』は、「(ワールドカップ優勝は)無謀な挑戦という反応が支配的であったが、最近の彼らの戦績を見ればそうでもない。世界的なチームたちを相手に押し負けなかった」と、日本の実力がもはや“まぐれ”ではないと報じた。

「日本サッカーの前では、ワールドカップで優勝経験のある国がまるで“秋風落葉”のごとくやられている」と独特な表現を用いたのはサッカー専門誌『Best Eleven』。同誌は「2022年カタールワールドカップでドイツとスペインを破った日本は、その後のAマッチでもドイツとブラジルに勝利し、競争力を証明してきた。そして今回、もう一つのワールドカップ優勝経験国であるイングランドさえも制圧した」とし、「“日本サッカーの全盛期”という表現は誇張ではなく、流れそのものだ」と称賛している。
 
 一方、自国代表に対する韓国メディアの評価はほとんどが悲観的だ。一般紙『文化日報』は「同じ3バックなのに韓国は右往左往、日本は一糸不乱」と戦術面を指摘し、ネットメディア『オーマイニュース』は「無失点2連勝の日本と無得点2連敗の韓国、極明なコントラスト」と今回の代表ウィークを総括した。サッカー専門メディア『FOOTBALLIST』は、「世界的な強豪相手に競争力を発揮する日本を見ると、我々との格差がどれだけ広がったのか実感すらわかない」と嘆いていた。

 ワールドカップ本大会を目前に勢いに乗る日本と、連敗で立て直しが急務となった韓国。対照的なチーム状況にある両国が本大会でどのようなパフォーマンスを見せるのか、今後の動向を注視したい。

構成●ピッチコミュニケーションズ

参照記事:「W杯優勝は“虚勢”じゃない!」日本代表のイングランド撃破に韓国紙も脱帽「我々と180度違う…」