その「ガリガリ」が命取り? 『ラップ』のイライラを解消する意外なコツ

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 ラップの端が見当たらなくなったとき、ついつい爪でガリガリして探していませんか? じつはその行動、余計にラップをダメにしているかもしれません。

 組合員からのさまざまな問い合わせに対応している「コープこうべ商品検査センター」の担当者に、ラップがはがれなくなる本当の原因と、家にある“あるもの”を使った驚きの解決法を聞きました。

 意外と知らない「NGな保管場所」についても必見。今日からあなたのキッチンで役立つ、ラップの正しい取り扱い術をご紹介します。

――今回は、ラップの話ですね。食品を保存するときや電子レンジで温めるときに、なくてはならない存在ですね。

【担当者】 正式な品名は、「食品包装用ラップフィルム」です。今日はわかりやすく、「食品用ラップ」や「ラップ」と言いますね。

――そんなラップですが、いろいろな場面で活躍しますよね。どのようなご相談が多いのでしょうか?

【担当者】 多くいただくのは、「ラップの端がかたくなってかたまりになっている」「ラップが途中からくっついてうまく引き出せなくなった」「はがれなくなった」など、取り出しトラブルについてのお問い合わせです。

傷がついて引き出せなくなり、かたまりになったラップ

――ラップの取り出し口がわからなくなり、はがしづらくなることはよくありますよね。ラップのかたまりのようなものがあって使えなくなるというのは別の話な気がするのですが、これは不良品ではないのですよね?

【担当者】 一見すると不良品のように感じられるかもしれませんが、じつはこのトラブルも、ラップがくっついたあとにうまくはがれなくなるトラブルと似たような原因があると考えられます。

そもそも、引き出し口が見つからなくなってしまうのは何らかの理由でラップが巻き戻ってしまったことが原因なんです。その状態になったラップの引き出し口を探そうとしたときにやってはいけないことがあり、それを行うことでトラブルになってしまうんです。

――やってはいけないこととは、なんでしょうか?

【担当者】 ついついやってしまう行為として、指先や爪などでがりがりとひっかいてしまうことってあると思うんです。カッターなどを使ってしまったり……。

――ありますね。

【担当者】 これが、“やってはいけない行為”なんです。運よく傷がつかなかった場合はそのまま使用できるのですが、爪や刃物、鋭利なもので傷をつけてしまうとラップ同士がよりくっついてしまい、引き出しにくくなったり、気づかず使っているうちに端部分がかたまりになったりすることで、使えなくなってしまいます。

――かたまりができたり、はがしづらくなったりしていたのは、傷がついたことが原因だったのですね。では、うまくはがれなくなったときはどうしたら良いのでしょうか?

【担当者】 たとえば、セロハンテープでくっつけてから引き出し口を探すという方法があります。もしも手元にテープがない場合には、指でなく手を使ってはがすことができます。

まずは、片方の手でラップの端を持ち固定します。もう一方の手を反対側の端からつかみ、くるくるとねじりながら固定している手に近づけていきます。そうすると、引き出し口が見つかります。

1度で見つからない場合は、逆向きでもう1度試してみると引き出し口が見つかるかと思いますので、試してみてください。

かたまりができて、はがれなくなったラップ

――なるほど。手でつかみ、くるくるねじるといいんですね。

【担当者】 あまり力を入れすぎると傷がつきますので、ご注意ください。

そのほかに、食器を洗うときなどに使うソフトスポンジのやわらかい部分でラップの中央あたりから端に向かって優しくこするという方法もあります。

――確かに、食用ラップは台所で活躍しますから、セロハンテープよりもスポンジのほうが近くにありますよね。そもそも、人の手だけでも見つけることができるんですね!

【担当者】 もちろん、傷がついたとしても、傷がなくなるまで出しつづければいつものように使うことができます。ただ、ラップの保管場所には十分ご注意いただきたいです。

――と、いいますと?

【担当者】 ガスコンロやオーブントースターの近くに置いておくと、知らないうちに高温になりフィルム同士がくっついてしまいます。こうなってしまうと、修復することができません。

――熱に強いラップなのに、意外ですね。

【担当者】 一瞬であればくっついてしまうことは少ないですが、たとえば、80度で60分ほどの長時間になるとくっついてしまいます。つまり、ガスコンロやオーブントースターの近くでは、知らず知らずのうちに高温に長時間さらされるという状況になってしまうんです。

――そもそも、そういった場所に置いておくと火事の原因にもなりますしね。

【担当者】 そうですね。ぜひ、保管場所にも気をつけておいてください。

そもそも、小さな傷がきっかけで使えなくなってしまうラップなので、そのあたりも気をつけていただき、巻き戻ってしまった場合もあわてずゆっくりと引き出し口を探していただければと思います。

――優しく取り扱って、もし巻き戻っても焦らずに、ということですね。ありがとうございました。

※ラジオ関西『三上公也の朝は恋人』より