ホンダ新型「ファストバックSUV」公開!

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航続距離は最大530km! 快適装備や安全機能も

 2026年3月23日、ホンダのタイ法人は「バンコク国際モーターショー2026」の会場においてホンダ新型「e:N2」の実車を公開するとともに、正式販売価格を発表しました。

 先行予約期間を経てついに全貌が明らかになったこのモデルは、スポーティなファストバックスタイルと先進技術を融合させ、タイ市場における電動化のリーダーシップを狙います。

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 新型「e:N2」のルーツは、2022年に中国でお披露目されたコンセプトモデル「e:N2 Concept」にあります。ホンダはこのコンセプトをもとに、中国では合弁相手の違いに合わせて「e:NS2(東風ホンダ)」と「e:NP2(広汽ホンダ)」という、デザインの方向性が異なる2つの兄弟車を開発しました。

 これに対し、今回タイで発売されたモデルは、あえて特定の派生名を使わず、元のコンセプト名をそのまま受け継いだ「e:N2」として登場。右ハンドル仕様として世界に先駆けて実車公開と発売がなされた戦略的な一台といえます。

 ボディサイズは全長4788mm×全幅1838mm×全高1570mm、ホイールベースは2733mm。全長と全幅はトヨタ「ハリアー」同等ですが、全高は低く抑えられており、ファストバックスタイルならではのスポーティなシルエットを生み出しています。

 外観を象徴するのは、従来のSUVの概念を塗り替える「Knives Out Design」です。鋭く研ぎ澄まされたラインがフロントからリアへと突き抜けるようなフォルムは、まるで未来からやってきた乗り物のような躍動感を与えています。

 EV専用プラットフォーム「e:N Architecture F」によるグリルレスなフロントマスクに加え、リアには流麗なファストバックスタイルを採用しており、見た目の美しさだけでなく空力性能も追求されています。

 この鋭い造形を際立たせるボディカラーには、3つのバリエーションが用意されました。

 新色の「ダイヤモンドダストホワイト」は、氷の結晶のような透明感と気品を兼ね備えたカラーです。また、都会的で洗練された「アーバングレー」、そしてシャープなラインをより引き立てる重厚な「クリスタルブラック」がラインナップされています。

 インテリアはグレーとブラックを基調としたシックなツートーンでまとめられ、随所に配されたオレンジのアクセントが電気自動車らしい先進性を演出しています。

 また、タイ国内のホンダ車として初めて採用された「防音ガラス」の導入も大きなトピックです。

 フロントおよびリアウィンドウにこの特殊なガラスを配置し、さらにリアにはプライバシーガラスを装備することで、EVならではの静粛性をさらに高め、乗員に特別な空間を提供します。

 足元には225/50 R18サイズのタイヤと18インチアルミホイールを組み合わせ、SUVらしい力強さを実現しました。

 キャビンには、快適性を追求したテクノロジーが凝縮されています。シートには通気機能付きのベンチレーテッドフロントシートを採用し、運転席には8ウェイパワー調整機能とメモリー機能、さらには乗車時の自動調整機能まで備わっています。

 テクノロジー面でも、タイ初導入となる装備が目白押しです。12.8インチの大型「Advanced Touch」サウンドシステムはワイヤレスのApple CarPlayやAndroid Autoに対応しています。

 さらに、車内用プラズマクラスター空気清浄システムや、タイのホンダ車として初採用となるアロマディフューザー、自動調光式のリアビューカメラミラーなど、乗る人すべてにリラックスした旅を約束する装備が充実しています。

 パワートレインは、最高出力150kW(204PS)、最大トルク310Nmを発生するレスポンスの良いAC同期モーターを搭載しています。バッテリー容量は68.8kWhを確保しており、1回のフル充電で最大530km(NEDC基準)の航続距離を誇ります。

 安全性についても、進化した「Honda SENSING」を標準装備し、ブラインドスポットインフォメーションやマルチビューカメラシステムなどを網羅しています。さらに、タイ市場初となるフロントセンターエアバッグを含む4点式安全システムを導入し、衝突時の保護性能も徹底的に強化されました。

 モーターショー会場で発表された「e:N2」の正式価格は、142万9000バーツ(約695万円 ※2026年3月下旬時点)となっています。