志麻さんの古民家改装 玉木宏&工藤阿須加が参戦!スタミナがつく春の家庭料理も堪能

3月20日(金)放送の『沸騰ワード10』は、伝説の家政婦・志麻さんの新居改装の模様に密着。
3年4ヶ月前、400坪の土地に、母屋と納屋がついた築120年の古民家を格安で購入した志麻さん。これまでも田舎暮らしに憧れる芸能人も続々とお手伝いに駆けつけているが、今回は玉木宏と工藤阿須加が参戦した。
キッチン外壁:鎧張りで元の風合いを再現
まずは、母屋隣のキッチン外壁の作業から。風合いを浮造りで再現した板を、角まで一面全て張っていく。

上下に等間隔でクギを打ち、それを重ねると下部分のクギが表から見えるため、見た目を揃えるため1箇所ごとに測って次に打つ場所に印をつけなければならない。
玉木はプロの大工さんとほぼ同じペースで仕上げ、換気扇の枠に合わせ1mmも狂わずぴったりカット。無垢板の伸び縮みを計算して角を落としつつ枠の形に合わせる難所も見事クリアした。
工藤も作業に慣れ始め、入り組んだ勝手口の屋根周りという難所を任される。屋根の勾配に合わせての斜め加工はとても難しいが、繊細すぎる加工を黙々と40分こなし、雨が流れる隙間を3mmだけわざと空けた完璧な仕上がりに。
その後、志麻さんを中心に1日中張り続け、元の建物を再現した鎧張りの外壁が完成した。

母屋玄関:釘を使わない伝統工法「蟻継ぎ」
母屋では激務が。玄関の一番目立つ土間スペースに、志麻さんが木材市場で一目惚れした楓の柱を建てる作業だ。

楓は硬くて耐久性に優れ、その美しい木肌から「木の真珠」とも言われる木材。家具や楽器をはじめ、バットやボーリングのレーンにまで使われる耐久性抜群の素材。
この柱を使って、帰宅後すぐに服を脱いで収納できるコート掛けと物入れを作る。
柱は土台となる石の上に建てるのだが、釘1本も使わない日本伝統の技「蟻継ぎ」で固定する。継ぎ手の形が「蟻の胴体」に似ていることが技の名前の由来。扇状にカットした木材と、ホゾと呼ばれる突起を組み合わせ、クギを使わず木材をガッチリと固定する技法だ。

玉木がドリルとノミで穴を掘り、工藤がはめ込む扇状の蟻を作る。斜めにカットし扇形の蟻を作る工程が難しく、工藤は1時間かけて作ってもやり直しになる場面も。
玉木も黙々と彫ること1時間。2人が作った苦労の結晶、果たしてうまくハマるのか…?
結果は1mmの隙間もなくぴったり!

台形の継ぎ手が引っ張る力に強く抜けにくく、釘を使わずサビによる腐食の心配もいらない。
この後、大工さん総出で3つの継ぎ手を作り、玄関の楓の柱が無事完成。「いいですね、太いしカッコいいですね。嬉しいなぁ」と志麻さんも笑顔を見せた。

お風呂:250kgの信楽焼の風呂釜を搬入
続いてはお風呂の作業。志麻さんこだわりの“トトロ風”のお風呂を完成させるため、ある必須アイテムを運ぶ。
そのアイテムが、直径1m20cmの信楽焼の風呂釜。

鎌倉時代から続く滋賀県発祥の信楽焼は、コシの強い粘土を使用しているため耐久性と耐熱性に優れ、火鉢や水甕など古くから大きな陶器を作る際に重宝されてきた。
この風呂釜の重さはなんと250kg。運ぶ台を手作りし、4人がかりで担いで搬入する原始的な作戦だ。
段差で転ぶ恐れもある箇所は夫のロマンさんが重機で慎重に運び、滑車を介してチェーンを引っ張ることで風呂釜を窓の高さまで持ち上げ、ギリギリの隙間をかいくぐってついに建物内へ。
薪で沸かす五右衛門風呂を作るため、後日、湯冷ましの水がめも搬入し、あとはいよいよ壁や床を張るだけで、志麻さんが夢見た“トトロ風”のお風呂が完成する。

鶏のショウガ焼き丼
作業中には志麻さんによる昼食が。今回は「鶏のショウガ焼き丼」。

タマネギは存在感を出すために繊維に逆らってカット。焦げ目がつくまで炒める。鶏もも肉は一口大に切って焼き色をつける。

ショウガ焼きをあえて鶏肉にするのには狙いがあり、「豚だと脂がすぐ固まっちゃうんですよ。重たくなっちゃうので、(鶏肉だと)もたれずに午後からも働きやすいかなと思って」と志麻さん。
鶏のうまみがついたフライパンに酒、みりんをフライパンで先に煮詰め、アルコール分を飛ばしてから鍋に加え、ここでようやく砂糖としょうゆを投入。

ショウガのマリネは、お酢と砂糖を沸かしたところに千切りにしたショウガを入れ、水分が抜け切るまで火にかけてそのまま冷ます。
丼に盛り付け、お好みでショウガの甘酢煮やマヨネーズをトッピングして完成。「うわーうまい!」「最高ですよ!」と玉木。「さっぱり具合があがって食べやすい」と工藤も絶賛した。
リエット
作業後の夕食も志麻さんの手料理。今回は「春のスタミナがつく家庭料理という感じです」と志麻さん。
志麻さんが昨日から仕込んでいたというのがフランス伝統の保存食・リエット。

豚バラ肉の塊をゴロゴロした感じに切り、塩コショウをしてタマネギ、ニンニクと一緒に軽く炒める。そこに水を加え、コンソメとローリエ・タイムを入れて1時間ほど煮込む。
煮えたものをザルでこし、液体と固形物に分ける。

「別々にして冷やした方が綺麗に乳化する」と志麻さん。冷やした煮汁を混ぜるとクリーミーで綺麗なペーストに。
柔らかくなった豚肉を潰し、ペーストと混ぜ合わせれば完成。冷凍すれば1ヶ月ほど日持ちするという。

オレンジドレッシングのシーフードサラダ
続いては、「オレンジドレッシングのシーフードサラダ」。

スライサーで千切りにしたニンジンに塩を加え搾って水分を抜き、レモン、オリーブオイルを加えて混ぜ合わせたキャロットラペを用意。
シーフードのエビ・イカ・ホタテは砂糖と塩でさっと火を通し、塩コショウ。
バルサミコ酢とオレンジ果汁を加えたソースがそのままドレッシングになる。
フランスでは定番の野菜・マーシュを器に盛り、キュウリ、ブロッコリー、キャロットラペを散らし、そこにシーフードと、ドレッシングをかければ完成。

「海鮮と爽やかさのマッチングが最高なので食欲が進みますね」と工藤。「絶妙な混ざり具合」と玉木も唸った。
グリーンピースのポタージュ
続いては、春を告げる一皿「グリーンピースのポタージュ」。

薄切りにしたタマネギを塩とバターで透明になるまで炒め、グリーンピースを加える。豆は強めの火でさっと火を通すことで、短時間で火が入り緑色が綺麗に出る。

コンソメを加えグリーンピースが柔らかくなるまで煮込んだら、ミキサーで潰して冷蔵庫で冷やす。牛乳と生クリームを加えれば完成。
「あ〜おいしい!」「これなら子どもも食べられるかもね」と玉木。
豚肉のシャルキュティエール
メインは、簡単なのに超本格的な「シャルキュティエール」。フランスは豚肉の加工をする専門の職人さんがいて、その名前がついた豚肉の料理とのこと。

厚切りの豚ロースに塩コショウをし、強めの火でしっかり焼き色をつける。

同じフライパンで、弱火でタマネギをじっくり炒める。
トマトを小さな角切りにして加え、さらにピクルスをたっぷりと。白ワイン、コンソメ、マスタード、パセリを加え、最後にそこに肉汁を戻す。

それを豚肉にかけたら完成。付け合わせのパスタもお好みで。
白ワインの酸味、トマトの酸味、ピクルスの酸味という3つの酸味が入ることで、どんどん食べ進めても飽きない味になるという。
もちもちクレープ
締めは、フランススタイルの「もちもちクレープ」。

小麦粉、グラニュー糖、卵を先に混ぜてから、牛乳と溶かしバターを加えるのがポイント。

「先に粉、そこに少しずつ水分を足しながら練りながら伸ばしていくとクレープのモチっとした食感が出るので、この順番が大切です」と志麻さん。
濾してから冷蔵庫で冷やし、フライパンで焼き上げれば完成。
食べ方はフランス流に、バターを薄く塗って、グラニュー糖をかけて、お好みでレモンを絞る。
クレープの生地がモチっとし、グラニュー糖はジャリジャリした食感、最後にレモンの香りがフワッと香る軽やかなデザートだ。
志麻さんの美味しい料理と共に、古民家が完成にまた一歩近づいた。
