“つくりおき以上”の新提案! 上田淳子さんの「くりこしおかず」アイデアを公開
「くりこしおかず」って何…?
2人分でも4人分でも、つくる時間や手間は変わらない料理があります。
ならば、はじめはたっぷりつくって、そのままおいしく。別の日は味つけを変えて食べる! それが、上田淳子さんが新提案する「くりこしおかず」です。
手間と材料は最小限!しかも「これがあのおかず?」と驚くような新鮮な味わいに変化するので、食べ飽きず、毎回のごはんづくりもラクに楽しくなりますよ。
※『きょうの料理2026年4月号』より再構成しています。
どんどんおいしくなる くりこしおかず
まずつくるのはコレ!牛ごぼう
牛ごぼう
濃いめの甘辛味もよいですが、あえてうす味にして、素材の味を感じる仕上がりに。柔らかい新ごぼうが出回る時季に、ぜひつくってほしい一品です。
たっぷりの量を使うごぼうは、牛肉となじむように、できるだけ薄切りにして。煮る時間も短くすみますよ。
材料(つくりやすい分量) 牛こま切れ肉…300g
新ごぼう…2~3本(300g)
A (しょうゆ・みりん…各小さじ1と1/2)
B (みりん…大さじ3 しょうゆ…大さじ1と1/2)
●サラダ油
◎1220kcal(全量) ◎塩分5.5g(全量) ◎20分*
*ごぼうを水にさらす時間は除く
1 新ごぼうはたわしなどでよく洗い、太い部分は縦半分に切ってから、斜め薄切りにする。ボウルに入れ、3分間ほど水にさらして水けをきる。牛肉は大きければ食べやすく切り、Aをからめておく。
2 鍋にサラダ油大さじ1を中火で熱し、ごぼうを入れる。全体を混ぜ、弱めの中火にしてごぼうに火が通るまで5~6分間炒める。
3 2にBと水カップ1/2を加え、煮立ったら時々混ぜながら3分間ほど煮る。ごぼうの上に牛肉を広げてふたをし、1分30秒間ほど煮たらふたを取り、全体を混ぜる。強めの中火にし、肉に火が通り、煮汁が適度に煮詰まるまでさらに1分間ほど混ぜながら煮る。
ごぼうに火を通してから牛肉を加えると、肉が堅くならない。
保存
冷蔵庫で4日間程度
まずはそのまま! あっさりした味わいなので、飽きずにたくさん食べられます。
\次は「牛ごぼう」をくりこしアレンジ!/牛ごぼうのプルコギ風
牛ごぼうのプルコギ風
かさ増し野菜をごま油でサッと炒めて、コクと香ばしさをプラス。
にんにく風味の甘辛味で、ご飯がすすむおかずです。
加える野菜は、火の通りが早いものなら何でもOK。
好みの野菜でつくってください。
牛ごぼう…1/3量(約200g)
もやし…100g
にら…50g
A (しょうゆ…大さじ1 砂糖…大さじ1/2 にんにく(すりおろす)…小さじ1/2)
白ごま…小さじ2
●ごま油
◎310kcal ◎塩分2.2g ◎10分
1 にらは5㎝長さに切る。
すぐに火が通るもやしやにらで手早く。加える野菜は生でも食べられるたまねぎやにんじんもおすすめ。
2 フライパンにごま油大さじ1を中火で熱し、もやしとにらを入れてサッと炒める。しんなりしてきたら牛ごぼうを加えて炒める。
3 Aを加え、全体を混ぜる。調味料が全体にからむまで軽く炒め煮にして、器に盛る。仕上げに白ごまをふる。
「牛ごぼう」がハッシュドビーフにも?!
簡単ハッシュドビーフ
単行本『くりこしおかず』では、「牛ごぼう」を本格的な味わいの「簡単ハッシュドビーフ」にくりこすレシピもご紹介しています。
上田淳子(うえだ・じゅんこ)料理研究家。神戸生まれ。辻学園調理技術専門学校(現 辻学園調理・製菓専門学校)卒業後、同校の西洋料理研究職員を経て渡欧。フランスのミシュラン星つきレストラン、シャルキュトリー(ハム・ソーセージ専門店)などで料理修業を積む。帰国後、料理研究家として独立。自宅で料理教室を主宰するほか、テレビや雑誌など多数のメディアで活躍。確かな技術とわかりやすい解説が人気。レシピだけでなく、日々のごはんづくりを楽にするアイデアも発信している。著書多数。2024年フランス農事功労章シュヴァリエ受章。
