「0歳なのに何で働くの?」託児所完備のはずが人格否定。20年前、面接官の横柄な態度にブチギレて退室した女性
企業の求人票にある福利厚生を信じて応募したものの、実態は全くの期待外れだった――。そんな苦い経験を持つ人は少なくないだろう。投稿を寄せた埼玉県の50代女性(事務・管理)は、今から20年前、離婚調停と同時進行で進めていた就職活動での出来事を振り返った。
その会社は「託児所付きだからママさんも安心して仕事ができる」と大々的に謳っていた。当時10か月の乳児を抱え、実家で肩身の狭い思いをしていた女性にとって、その会社の募集要項は一筋の光に見えただろう。(文:長田コウ)
「託児所あったって、0歳児なんか預かるわけないじゃん!」
書類選考を通過し、集団での説明会、面接に臨んだ女性を待っていたのは、2人の男性面接官による威圧的な態度だった。応募者が10人以上、かつほとんどが女性の中、面接官は女性にこう言い放った。
「0歳の子供がいるのに何で働くの?子供は3歳までは一緒にいないとだめだ」
いわゆる「3歳児神話」を平然と押し付けてくる面接官に対し、女性は託児所付きだから応募した旨を伝えた。しかし、返ってきた言葉は耳を疑うものだった。
「託児所あったって、0歳児なんか預かるわけないじゃん!離乳食でしょ?そんなのは家でやることだよ。自分で食べられない子の面倒までは見られないよ」
募集要項には託児所の対応年齢が記されていなかったというが、そもそも「安心」を売りにしながら、預けること自体を否定するのでは本末転倒だ。
「横柄なもの言いも腹が立ちましたが、託児所があることを前面に謳った募集にも関わらず、子供に対する考え方や0歳児がいても働きに出る事情を考えようとしない会社にがっかりしました」
離婚調停中であることは告げなかったものの、完全に失望した女性は「それなら帰ります」と、面談終了を待たずにその場を後にした。
不快な思いをした女性だが、その後は無事に就職し自立できたという。
「その後、市に保育園の申請をしました。シングルだったので第一希望に入ることができ、就職も派遣でしたがすぐに決まり、数か月後、実家から独立して子供と二人で暮らすことができました」
女性はこの会社の対応を改めて振り返り、「20年経った今の時代だったら問題も大きいだろうなと感じました」と心境を吐露した。
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