©2025 20th Century Studios. All Rights Reserved.

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『スパイダーマン』『死霊のはらわた』シリーズの鬼才サム・ライミ監督の最新作『HELP/復讐島』が公開中だ。もしもパワハラ“クソ上司”と無人島で二人きりになったら?無人島サバイバル生活で、立場逆転を繰り返しながら、誰も予想できない衝撃ラストへと突き進むノンストップ“復讐エンターテインメント”だ。

映画の大部分は主人公のリンダとパワハラ“クソ”上司ブラッドリーの二人きりで進行。無人島の環境下で二人が協力し合い、かと思えば騙し合う。誰も想像できない仰天の“大どんでん返し”ラストの解釈について、上司ブラッドリー役ディラン・オブライエンがその解釈を話している。

この記事には、『HELP/復讐島』のネタバレが含まれています。

この記事には、『HELP/復讐島』のネタバレが含まれています。

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パワハラ“クソ”上司ブラッドリーの嫌がらせによって昇進の機会を奪われた鬱屈会社員のリンダ。映画『HELP/復讐島』では、不慮の飛行機事故に遭い、よりによって大嫌いなブラッドリーと二人きりの無人島生活を余儀なくされる。

ブラッドリーは負傷して身体の自由が効かず、おまけに仕事以外の生活スキルがゼロ。一方リンダはサバイバル術に長けており、仮住まいや食事の用意を難なくこなす。オフィスでの立場を逆転させたリンダは、パワハラ上司を支配下に置くこともできるサバイバル生活をすっかり気に入る。

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しかしリンダには秘密があった。実は漂流後速やかに高級ヴィラを発見しており、道具や食材を調達していたのだ。映画のクライマックスではブラッドリーもヴィラに辿り着くと、リンダの目論見が暴かれる。男は、進化したかつての部下に愛の告白を偽ってトドメの機会を伺うが、見破られて逆に致死の一撃を加えられる……という示唆がなされる。

過酷なサバイバル生活から生還し、その経験を本にまとめて成功者となったリンダ。かつて同僚にドン引きされたブロンディの「どうせ恋だから」を歌いながら、美しい海岸でのドライブを楽しむのだった。

本作のリンダはアンバランスな倫理観を持つキャラクターだ。ラストではブラッドリーを殺害してしまったばかりではなく、捜索にやってきた彼の恋人と船の操縦士も密かに殺してしまう。

ブラッドリー役を演じたディラン・オブライエンは、本作の公開後に「リンダは殺人者だ」と責める声が多かったことに驚いたとしつつ「僕は、“彼女は虐待されていた”と言いますよ」と、米にて擁護した。

リンダはアルコール依存症の元夫からのDVに苦しみ続け、ある夜、酒に酔った元夫に車の運転を許し、そのまま彼は亡き人となった。ただしブラッドリーが疑ったように、リンダの話はどこまでが本当かわからない。実際にはもっと直接的に元夫の死を仕向けた可能性もあるだろう。

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「白黒はっきりしないところが気に入っています」と、オブライエンは語っている。「制作中、映画のある時点ではリンダよりもブラッドリーの方が支持されるかもしれないと意識していました。そのバランスが行ったり来たり揺れるのが面白いですよね」。

立場の逆転が連続する本作についてオブライエンは「キャラクターの力関係が絶えず問われ続ける」ところが見どころだと話している。「彼は悪者なのか?彼女が悪者なのか?両方とも悪者なのか?どちらを応援すべきなのか?両方応援するのか?どちらかを選ぶのか?両方を選ぶのか?観客もまた、キャラクターたちに対する自分の見方を吟味する際に、こういうことを考えてほしいなと思います」。

同情すべきはリンダか?ブラッドリーか?それとも嫌悪すべきか?サム・ライミ監督最新作『HELP/復讐島』は大ヒット公開中。

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