ホンダ新型「フィット」発売! 新顔に賛否両論も…限定3000台は「既に完売!?」 中国で月間0台の過去も… 好調の兆しか!? 現地の様子はいかに
発売から約半月 中国向け新型フィットの売れ行きは?
ホンダ「フィット」のマイナーチェンジモデルが中国で発売されて約半月が経過しました。
限定3000台と言われていますが、現地での売れ行きはどうなのでしょうか。
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日本で現在販売されているのは2020年2月に発売された4代目モデルですが、中国市場でも販売されています。
日本とは仕様が少し異なっており、中国では広汽ホンダが「フィット」を取り扱い、東風ホンダでは姉妹車の「ライフ」を販売しています。
ただ、フィットはかつて中国でも人気でしたが、よりコストパフォーマンスに優れた競合他社のEVが投入されたことにより、次第に競争力は低下。
2025年半ばからは月間販売台数が100台を切るようになり、10月は3台、11月はついに0台を記録してます。
そんな中国市場で2026年1月15日にマイナーチェンジを遂げた新型フィットが発売されました。
実は正式発表前から新たな外観は明らかとなっていましたが、すでにその段階でデザインに対する厳しい意見が中国のネット上では見受けられました。
以前のフィットには可愛らしさがあっただけに、新しいデザインは不細工と評されており、「改悪」とまでしている声も。
そのデザインの特徴は、主に外観が大きく刷新され、フロントマスクはシャープな直線を描くデイライトを基調に、その下にはヘッドライトユニットを配置する構成で、フロント下部のグリルもより大きな台形へと変更。
ボディサイズは全長4169 mm x 全幅1694 mm x 全高1537 mmとわずかに全長が長くなったものの、ホイールベースは2530 mmから変更はありません。
内装は従来と大きく変わらないですが、中央にはApple CarPlayやHuawei HiCarなどのスマートフォン連携機能を特徴とする10.1インチディスプレイを新たに搭載しています。
なおエンジンも以前と同じ1.5リッター直列4気筒エンジンです。
またグレード構成にも変化があり、以前の5グレードから単一グレードに。ボディカラーも「ホワイト」「イエロー」「ブルー」の3色のみへ集約し、中国全土で3000台限定販売という大胆な販売戦略で話題を呼んでいました。
このような事情もあって新型フィットの販売はあまり期待されていませんでしたが、広汽ホンダは発売開始5日後となる1月21日に販売台数が早くも1233台を記録したと発表しました。
すでに予定台数の4割程度を受注した計算になりますが、内部の事情に詳しい中国メディアによれば状況はもっと好調で、すでに予定台数すべてが完売したと言います。
問い合わせ自体は5000件を超えたそうですが、受注は3000件で打ち切り、追加の増産は予定していないとのこと。
フィットのこれまでの販売状況と比べると、マイナーチェンジの効果が大きく現れていると言えます。
斬新顔のフィット、価格は? どんな声が聞かれている?
一方、販売価格が高すぎるという声は依然として見受けられます。
メーカー希望小売価格は従来のフィットよりも2万元(約45万円)ほど安い6.68万元(約147.5万円)となりますが、そこからディーラー独自の諸費用や保険、税金などが加わるので、実際の乗り出し価格は8万元(約176.6万円)前後になると言われています。
また、3色あるボディカラーのうち、ホワイトを選ぶ場合はそこから追加で2000元(約4万5000円)を支払う必要があるという報告も見られます。
即納できる在庫は無く、納期は注文してから2か月前後とディーラーは案内しており、納車の遅さと乗り出し価格の高さがネックとなっているようです。

中国市場でのホンダの業績は不調で、2025年12月は前年同月比36.2%減の5.98万台を販売しました。
2025年通年は35.19万台を記録しましたが、これは前年同期比25.2%の減少です。2023年は123.4万台、2024年は85.2万台を売り上げていたので、かなりの勢いで落ち込んでいる状況です。
こういった事情もあり、中国事業の立て直しを図るための新モデルの投入が急務となっています。
