精進料理を、もっと身近に。料理僧・青江覚峰さんの作る「精進コロッケ」のレシピ
精進料理を世界へ伝える一冊
「英訳付き 精進料理」は、精進料理のレシピを英語と日本語の2言語で紹介するレシピ本です。
著者は浅草のお寺で住職を務める青江覚峰さん。僧侶としての活動と並行し、精進料理を通して仏教を伝える取り組みを続けられていて、料理や食育、本の出版など、多方面で活躍されています。
今回の新刊は、これまで青江さんが積み重ねてきた精進料理のレシピをまとめた集大成となる一冊です。
日常に取り入れやすい精進料理
精進料理は「修行の一環」とされ、食材を丁寧に扱う心やおもてなしの精神を重視する料理。近年では、宗教や信条に関わらず、世界中の人と同じ食卓を囲める「食のユニバーサルデザイン」として注目されています。
精進料理と聞くと「お寺でだけ食べられる特別な料理」というイメージを持つ方も多いかもしれませんが、日常に取り入れやすい一面もあるんです。
たとえば、ゆでた里芋にみそだれを乗せた「里芋の田楽」や、根菜を炒めて砂糖・みりん・しょうゆで味付けた「きんぴら」も、立派な精進料理です。これなら、毎日の食卓に気軽に出すことができそうですよね。
お肉なしでも満足◎「ドライトマトとオリーブのコロッケ」
今回の書籍で紹介されている「ドライトマトとオリーブのコロッケ」は、酸味のきいたドライトマトとほくほくのじゃがいもを、サクッとした衣で包みます。
植物性の材料だけで作られているにもかかわらず、食べ応え十分なおかずです。
材料(4人分)
じゃがいも…250g
ブラックオリーブ… 15g (種抜き瓶詰)
ドライトマト… 5g
【A】
セージパウダー…少々
塩…ふたつまみ
こしょう…少々
オリーブオイル…大さじ1と1/2
片栗粉…適量
小麦粉…適量
パン粉…適量
揚げ油…適量
作り方
1. じゃがいもは皮付きのまま串がすっと入るまでゆで、 皮をむきボウルに入れてマッシャーでつぶす。
2.ブラックオリーブとドライトマトはみじん切りにし、Aとともに1に入れ、よく混ぜる。
3.一口大に丸め、 同量の水で溶いた片栗粉、小麦粉、パン粉の順に表面にまぶす。
4.180℃の油で表面がきつね色になるまで2分揚げる。
このドライトマトとオリーブのコロッケをはじめ、本書に掲載されているおかずを詰めたお弁当がこちら。精進料理は決して特別なものではなく、日常の料理に溶け込むことができる、ということがよくわかります。
精進料理に触れるきっかけをくれる一冊
本書は春夏秋冬と定番の章を設け、旬の味を楽しめる野菜の料理や、豆腐、みそ、麩などの植物性の材料を使って一年中楽しめる精進料理のレシピを紹介。
肉や魚を使わなくても「こんなに食べ応えのある料理ができるんだ」と気づかせてくれる精進料理。青江さんの新刊は、精進料理を知りたい方はもちろん、日常に取り入れてみたい方や海外の方にとっても良いきっかけになる一冊です。
(撮影:minokamo 長尾明子)
英訳付き 精進料理(家の光協会)
日本文化に興味をもつ海外の層にむけ、日本語・英語両方を掲載した精進料理を紹介。精進料理の基本ルールや、季節ごとの旬の食材に合わせた料理はもちろん、料理僧・青江覚峰さんの集大成のレシピがここに!
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