年齢を重ねるにつれ、食事に気を遣うことが増えますよね。暮らしや生き方のヒントをYouTube「60歳からの幸せライフ」で発信しているライフさんは、1日2食の生活が自分に合っていると20代の頃に気づいたそうです。日々を彩る食事のこだわりをライフさんに伺いました。

1日2食、腹八分目が体調によいと気づくまで

私の健康づくりの基本は、なんといっても食事です。私は20代から1日2食の生活を続けていて、それが自分の体には合っているなと感じています。

【実際の写真】シンプルごはんが旅館の朝食風に大変身!

1日3食の頃もあったんですよ。でも胃がもたれるし、次の食事までにおなかもすかない。それならばと2食にしてみたら、体調がぐんぐんよくなったんです。以来、妊娠、授乳期以外は1日2食の生活を続けてきました。

夫も仕事をやめてから2食生活になったのですが、夜型の生活をしている彼は夕食後に小腹がすくこともあるようで。残ったご飯でおにぎりをつくったりして、こっそり食べているみたい。

また年々、調理を負担に感じることも増えてきたため、毎日の食事は、食材を蒸す、焼くというシンプルなメニューが定番です。今は凝った料理をつくるのは子どもたちの帰省時くらい。そういうご家庭、多いんじゃないでしょうか。

シンプルな食事ほど華やかな食器で気分を上げる

料理は目で見て楽しむものでもありますよね。といっても私のつくる料理は、ザ・シンプルだから、華やかな食器が強い味方です。義母から譲ってもらった和食器は食卓のアクセントになるものが多く、昨日の残り物のおかずもなんだかいい感じに見えるから大助かりです。

折敷もすごく優秀。朱塗りのものは、それだけでパッと食卓が華やぎ、器や料理の品もアップ。ごく普通の焼き鮭も、旅館の朝食風に見える気がします。

60代、健康に暮らすコツ

つくりおきは、あえてしません。たくさんつくったほうがおいしいもの、たとえばポテトサラダやひじきの煮物などは多めにつくりますが、基本的にはその日食べたいものを食べるスタイルです。

食材の調達は、食材の宅配サービスで。子どもが小さい頃から利用していますが、重い荷物を持たなくていいから本当にラク。現在利用している生活クラブは、新鮮で安心、安全な食材を届けてくれる点がお気に入りです。

週に1回届けてもらう食材で1週間の食事はほぼカバーできますが、たりないものは夫にスポーツジムの帰りに買ってきてもらっています。

毎日ごはんをおいしく食べられることって、すごくありがたいことだなと思うんです。体と心の健康あってこそ、おいしさを感じられると思うから、年を重ねるごとにその気持ちは強まっています。

1日2食の生活を続けている理由のひとつには、1回1回のごはんをちゃんとおいしく食べたいというのもありますね。これからも体の声に耳を傾けて、今の自分に合った食事を心がけていくことが、健康に暮らすコツなのかなと考えています。