この食材の名前は? 甘いだけじゃない

旬の食材は食べて美味しいだけではなく、栄養もたっぷり。本コーナーでは魚や野菜、果物など旬食材の魅力をご紹介します。
さて、今回のテーマとなる食材は?
文/おと週Web編集部、画像/写真AC
■ミツバチが作ります
正解:ハチミツ
難易度:★★☆☆☆
花で風味が変わります
ハチミツとは、ミツバチが花の蜜を集め、巣の中で酵素の働きによって糖分を変化させた天然の甘味料です。
ミツバチが蜜を集める花の種類によって風味や甘み、色、食味などが異なるのがハチミツの面白いところです。
蜜源となる花で多いアカシアやレンゲを例にあげると、アカシアの花の蜜で作られたハチミツはクセが少なく、さらっとした甘さが特徴、レンゲの花の蜜で作られたものは、上品な香りと優しい甘さが特徴といわれています。

近年では蜜源も多彩になっていて、使う料理や好みに合わせてハチミツを使い分けるという人も増えています。
ちなみに、マヌカハニーというハチミツがのどによいなどといわれ、ここ数年、のど飴にも使われています。このハチミツはニュージーランドに自生するマヌカの木の花を蜜源としたものです。
ほかのハチミツよりも強力な抗菌・抗炎症作用があることで知られています。

ハチミツは砂糖と比較すると血糖値の上昇が比較的おだやかなのが特徴です。食品に含まれる糖質をとったときの血糖値上昇度を示すGI値(グリセミック・インデックス)は、砂糖が100を上回るのに対し、ハチミツは58程度。
GI値が低いほうが血糖値の上昇がおだやかになるため、ハチミツは砂糖の約半分の数値のハチミツは血糖値を気にする人におすすめの糖であることがわかります。
とはいえ、糖であることには変わりはありませんので、とりすぎれば高血糖を招きます。ハチミツを砂糖に置き換えるというとり方がおすすめです。

ちなみに、ハチミツは1歳未満の乳児には与えないようにと厚生労働省から注意喚起がされています。
その理由は、ハチミツには「ボツリヌス菌」の芽胞が含まれることがあり、乳児の腸内で増殖して「乳児ボツリヌス症」という疾患にり患するおそれがあるためです。
ハチミツはヨーグルトやパンケーキ、パンにかけるなどのほか、料理の甘みづけにも使うと、コクが出て深みのある味わいになります。
ちょっともったいないと思う人は、古くなったハチミツを料理用として使うのもおすすめです。
ハチミツは強い殺菌力があり、腐敗することはほとんどないため、添加物のない天然のハチミツであれば常温保存・未開封で2〜3年程度は保存可能といわれています。

美味しいハチミツの見分け方
ハチミツを購入する際にはラベルをチェックすることが必須です。
通常、ラベルには「天然ハチミツ」「純粋ハチミツ」「加糖ハチミツ」「精製ハチミツ」と記載されています。
天然ハチミツは、加工や加熱をせず、巣のままの状態に近いハチミツです。
純粋ハチミツは、人工的な甘味料や添加物を加えていないものです。ただし、一部は加熱処理されることもあります。
加糖ハチミツは、ハチミツ以外の糖分を加えたものです。
精製ハチミツは、加熱して色や香り、栄養成分を取り除いたものです。
加糖ハチミツや精製ハチミツが体に悪いというわけではありませんが、ハチミツの健康効果も享受したいなら、天然ハチミツや純粋ハチミツを選ぶのがおすすめです。
さらに、養蜂場・養蜂園が明記されているものであれば、より安心です。

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ハチミツの注目栄養素
ハチミツには、ビタミン、ミネラル、アミノ酸、酵素、ポリフェノールなど、100以上の健康成分が含まれているといわれています。
ここで注目したいのがオリゴ糖です。腸内の善玉菌はオリゴ糖をエサとして増殖します。せっかくヨーグルトなどの善玉菌を増やす食品を食べてもエサが足りないと善玉菌を増やすことはできません。
そのため、ヨーグルトにハチミツをかけて食べるというのはとても理にかなった食べ方なのです。
精製ハチミツは、天然の栄養素や酵素の多くが失われているため、前述のとおり、健康効果を求めるなら天然ハチミツや純粋ハチミツをとりましょう。

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