文化部から成人に「祝い金」 蔡総統「文化体験して大人になって」 台湾

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(台北中央社)文化部(文化省)が新成人に「祝い金」を贈る事業「文化幣」が6日、使用開始となった。記念式典に出席した蔡英文(さいえいぶん)総統は、文化体験を通じて大人になってほしいと若者に呼びかけた。

新型コロナウイルス禍で成人を迎えた18〜21歳が対象。高校の卒業式や卒業旅行に加え、さまざまな文化体験の機会が失われたことを考慮し、芸術や文化に関する体験、消費に使用できるポイントを専用アプリで贈る。

ライブやコンサート、展覧会、映画館への入場料、書籍や工芸品、CD、楽器の購入などに使える。ただ、映画やライブなどは台湾の作品、アーティストのものに限られる。使用期限は来年6月末まで。

記念式典には今年、高校を卒業する生徒たちが招かれた。蔡総統は、多くの若者が芸術や文化に触れることで自身の好きな活動を見つけられれば、台湾の関連産業もより多くの支持が得られると語り、ぜひ書店や博物館、映画館などに足を運んでほしいと期待を寄せた。

史哲(してつ)文化部長(文化相)は、文化への参加、体験を成人になる儀式とすることは台湾にとって非常に有意義だと指摘。若者が大人に成長する中で自国の文化に対するアイデンティティーを高めることは非常に重要な意義を持つと強調した。

(王宝児/編集:楊千慧)