トヨタと日産で、ベスト10を独占 部品確保で波に乗れるか 4月の登録車・新車販売を分析
ヤリス/カローラ/シエンタがトップ3執筆:Naojiro Onuki(大貫直次郎)
2023年4月の新車販売の車名別ランキングが発表された(自販連/全軽自協調べ)。
【画像】車高アップでかっこいい シエンタ・クロスを見る【ふつうのシエンタと比較】 全60枚
登録車の4月のランキングは、前年同月比40.8%増(1万4143台)を記録したトヨタ・ヤリスが4か月連続での首位を獲得する。

トヨタ・シエンタZ(ダークグレー×グレイッシュブルー/ガソリン仕様) 池之平昌信
続く第2位には、同7.6%増の1万662台を売り上げたトヨタ・カローラが前月と同順位で位置。
第3位には同120.8%増(9195台)を達成して1ランクアップしたトヨタ・シエンタが、第4位には1月にシリーズパラレルハイブリッド車、3月にPHEV車の販売を開始して同137.2%増(7838台)を成し遂げて7ランクアップを果たしたトヨタ・プリウスが入った。
以降はトヨタ・ルーミー、日産ノート、トヨタ・ノア、トヨタ・ハリアーと続き、第9位には4月20日よりe-POWER車の発売をスタートした日産セレナが同112.9%増の6507台を記録してランクインした。
結果的にトップ10のうちの8台がトヨタ車、日産車が2台で、ホンダ車はランク外に終わる。
部品の供給状況を精査しながら関係仕入れ先と連携し、生産調整の期間を短くして“受注残の解消”を進めたトヨタの戦略が奏功する形となった。
トップ10の一覧 圏外の注目車は?
1位 トヨタ・ヤリス:1万4143台
2位 トヨタ・カローラ:1万662台
3位 トヨタ・シエンタ:9195台
4位 トヨタ・プリウス:7838台
5位 トヨタ・ルーミー:7811台
6位 日産ノート:7224台
7位 トヨタ・ノア:7020台
8位 トヨタ・ハリアー:7004台
9位 日産セレナ:6507台
10位 トヨタ・ヴォクシー:6495台
注目車の成績に触れていこう。

写真は新型の日産セレナ。4月にはe-POWER車が登場し、ミニバン対決の主導権を握れるか注目が集まる。 日産
トップ10以降は前月と同様、SUVおよびクロスオーバーモデルの好セールスが際立つ。
300系の受注は停止しているものの、プラドの販売が好調なランドクルーザー・ワゴンが同83.9%増(4543台)を達成して第14位に。クロスオーバーを設定したトヨタ・クラウンが、同101.6%増の3119台を販売して第18位に。
昨年11月に一部改良を実施したCX-5が同75.7%増の2746台を登録して第20位に。生産調整の改善を図ったレクサスNX350hが同708.1%増の2699台を記録して第21位に。
昨年9月に発売したマツダCX-60が2101台を売り上げて第26位に。昨年7月に全面改良した日産エクストレイルが同169.4%増の1697台を販売して第31位に入った。
4月の軽 改良型タントが伸びる
4月の軽自動車ランキングは、生産調整の影響で前年同月比3.0%減となったものの1万4986台を売り上げたホンダNボックスが、11か月連続でのトップにつく。
続く第2位には、昨年10月にマイナーチェンジしたダイハツ・タントが同64.8%増(1万1981台)を達成して前月と同位に位置。
また、第3位には同31.8%増の1万18台を販売したスズキ・スペーシアが入り、第4位にはキャンバスのセールスが好調なダイハツ・ムーヴが同40.7%増(1万10台)を成し遂げてランクインした。

王者Nボックスを追いかけるダイハツ・タント。ファンクロス(写真)の登場で勢いに乗る。 AUTOCAR JAPAN
部品供給の状況を吟味しながら受注残の解消に努めるスズキ・ジムニーは、前年同月比30.3%増(3267台)を記録。また、昨年6月に発売した軽EVの日産サクラは2370台、三菱eKクロスEVは533台の販売台数を成し遂げる。
さらに、軽自動車唯一の2シータースポーツモデルであるダイハツ・コぺンは同16.0%増(420台)と、好調なセールスを維持した。
一方で商用車カテゴリーでは、昨年12月に全面改良を実施したダイハツ・ハイゼットカーゴが同9.3%増(8113台)、昨年4月に仕様変更を図ったスズキ・エブリイが同19.0%増(4930台)、昨年8月にデビューした新型軽バンのスズキ・スペーシア・ベースが966台の登録を達成した。
なお、登録車と軽自動車を合わせた4月の車名別ランキングのトップ5は、ホンダNボックスが8か月連続での首位。
以降はトヨタ・ヤリス、ダイハツ・タント、トヨタ・カローラ、スズキ・スペーシアの順で続く。
また、月間販売台数1万台超えは6車種と、前年同月の3車種から倍増。ここからも、生産体制の復調ぶりがうかがえる。
