広大な国土の中国は地域によって気候がずいぶんと異なっている。極端な気候の地域に高速鉄道を建設するのは容易なことではないが、中国は問題を克服して高速鉄道を建設したという。(イメージ写真提供:123RF)

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 広大な国土の中国は地域によって気候がずいぶんと異なっている。極端な気候の地域に高速鉄道を建設するのは容易なことではないが、中国は問題を克服して高速鉄道を建設したという。

 中国メディアの新浪はこのほど、マイナス40℃にもなる地域に高速鉄道を建設していると紹介する記事を掲載した。この高速鉄道のことを「ロシアが非常に羨ましがっている」としている。

 記事が紹介したのは、中国最北端にある黒龍江省ハルビン市と伊春市を結ぶ全長約300キロの高速鉄道だ。時速250キロでの営業速度を予定しているという。しかし、マイナス40℃からプラス20℃まで1年の気温差が非常に大きい地域のため、温度差によるレールの伸縮を考慮しなければならず、建設は決して容易なことではないと記事は指摘している。

 では、この問題をどのように解決したのだろうか。記事によると、温度差による伸縮が比較的小さいレールの開発と、路盤の構造と工法に工夫を凝らし、レール固定のためのコンクリート板の強度を高めることで、伸縮を抑えることに成功したという。

 また、この路線は永久凍土地帯を通過するが、そこでは高架橋を建設し、基礎部分では杭を地中深くに打ち込むことで沈下を防ぐようにしていると紹介した。それで、「このような賢い方法に西側諸国の専門家も感嘆しているほどだ」としている。

 この高速鉄道路線は現在建設中で、2024年に完成予定だ。中国東北地方ではほかにも高速鉄道の建設が進んでおり、「この地域に経済面で大きなメリットをもたらすことだろう」との見方を示して記事を結んだ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)