世界で最も優れた「左利きセンターバック」TOP5

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サッカー界で左利きの選手は貴重だ。しかもその中でセンターバックとなれば、リーグ全体でも数人ということもある。

今回は『Sportskeeda』から「今もっとも優れている左利きセンターバック」のTOP5をご紹介しよう。

5位:パウ・トーレス

クラブ:ビジャレアル

国籍:スペイン

ビジャレアルのセンターバックを務めているパウ・トーレスは、いま最もビッグクラブから注目を集めているセンターバックの1人だ。まだ24歳と若く、将来性も豊かである。

ボールを後方から運んでいくことに長けており、推進力を提供してくれる。昨年は1試合あたり58本のパスを通した他、空中戦でも決して弱さを見せない。タックルはそれほど強くないが、戦術的知性とブロッキングでそれを補っている。

チェルシー、マンチェスター・ユナイテッド、トッテナムなどプレミアリーグのクラブが彼を獲得しようと大きな資金を用意しているそうだ。

4位:アレッサンドロ・バストーニ

クラブ:インテル

国籍:イタリア

インテルのセンターバックとしてプレーしているアレッサンドロ・バストーニ。もともとはサイドバックとして起用されていたが、最終的にはストッパーへと変更された。この22歳は主力として活躍し、昨季のスクデットに大きく貢献している。

左利きの貴重なセンターバックであるほか、配球のスキルも素晴らしいものだ。昨年は90分あたり5.72回のドリブルでの持ち出しを成功させており、セリエAでも5位に入っていた。

イタリア代表でもスターティングメンバーに定着するようになっており、これからも能力の伸びが期待できる状況だ。

3位:プレスネル・キンペンベ

クラブ:パリ・サンジェルマン

国籍:フランス

フランスは才能ある若きセンターバックを多数生み出してきた。そして近年最も乗っているのはパリ・サンジェルマンのタレント集団のなかで輝いている26歳のプレスネル・キンペンベだろう。

セルヒオ・ラモスがなかなか出場できない中で貴重な存在となっており、その積極的なプレイングで活躍を続けている。昨年は試合あたり70本のパスを通しており、今季のリーグアンでは95.7%のパス成功率を誇る。

攻撃だけではなくその圧倒的なスピードを生かしたカバーやタックルも魅力であり、今後数年間でさらに向上できるだけの能力も備えている。

2位:エメリク・ラポルト

クラブ:マンチェスター・シティ

国籍:スペイン

なぜかフランス代表のディディエ・デシャン監督に全く起用されず、業を煮やしてスペインへと鞍替えを行ったエメリク・ラポルト。すぐにレギュラーとして起用されており、その実力を改めて証明した。

昨季はジョン・ストーンズとルーベン・ディアスにポジションを奪われたが、今季は再びレギュラーに返り咲き、懸念だったフィットネスの問題も解消された。

昨年は90分平均で88.25本のパスを送るなどビルドアップにも優れ、今季のパス成功率は95.2%に達する。ディフェンス面も見事なもので、世界でもっとも完成されたディフェンダーの1人である。

1位:ダヴィド・アラバ

クラブ:レアル・マドリー

国籍:オーストリア

レアル・マドリーに移籍したことによって更に向上した印象があるダヴィド・アラバ。ボランチやサイドバック、トップ下などもこなす能力があり、地球上で最も用途が広いサッカー選手の1人だ。

さまざまなポジションを経験したことにより、彼のパス能力やビジョンは通常のセンターバックと異なるものがある。その技術的な資質と知性が加わることにより、彼は世界屈指のディフェンダーとなっている。

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簡単に飛び込むことはなく、安定したプレー。ボールを保持して確実につなぐ。前に上がればゴールもアシストも可能で、まさに究極のオールラウンダーである。