中国メディアは「日本人と中国人は、どちらが幸福なのか」とする記事を掲載した。(イメージ写真提供:123RF)

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 中国メディア・証券日報は3日、「日本人と中国人は、どちらが幸福なのか」とする記事を掲載した。

 記事は、日本の2019年におけるジニ係数が0.32と米国の0.48、中国の0.45より低く、貧富の格差が小さいとしたほか、国税庁の統計によれば、日本人の平均年収は約450万円と中国よりも遥かに高いと紹介した。
 
 その上で、収入データだけを見ると日本が高所得国であり幸福度が高いように思えるものの、生活体験という面から見ると日本の生活が幸せかどうかの判断は人によって異なると指摘。このほど日本のメディアが実施した分析で出された結論は「日本は収入こそ多いもの、生活は苦しく、生活の幸福感は中国のサラリーマンに遠く及ばない」というものだったと伝えている。
 
 その理由についてまず、日本の物価が中国の2倍程度と非常に高い点を挙げた。物価や生活コストを考慮した中国の低所得層の平均年収を日本の水準に当てはめると198万円に相当し、日本の非正規雇用者の年収よりも高くなるとした。
 
 また、中国では女性の職場における地位が高く、男性も自覚的に育児や家事に参加するという社会的な男女平等が日本よりも進んでいる点、子育てに祖父母が積極的に参加するため、仕事に打ち込みやすい環境であることにも言及している。
 
 さらに「最も需要なこと」として、中国では「デパートで客がいない時に椅子に座って休憩していても咎められることはない」など、あらゆる職場において「緩さ」が認められていると指摘。日本の職場では勤務時間中には仕事に全身全霊を注がなければならず、少しでもスマートフォンを覗き込めば勤労精神に乏しいとの誹りを受けることになる一方、中国ではそのような「勤労精神」が仕事の能力を評価するための注目点になっていないと伝えた。
 
 記事は最後に「日本は長い時間かけて形成した社会作業体系により、日本国民の収入は高くなったものの、中国の市民が感じている生活の幸福感を得ることはできないのだ」と結論づけている。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)