史上、犯罪者は数多いが、大米龍雲(おおよねりゅううん)ほど、ありとあらゆる悪の形容詞を付けられた人物もいないだろう。龍雲が逮捕されたのは1915(大正4)年。当時新聞の見出しだけでも「殺尼魔(さつにま)」「食人鬼」「極悪人」などと書かれ、検事に「あれほど大胆な悪漢は見たことがない」と言わしめた。【実際の写真】「食人鬼」「極悪人」などと呼ばれた男と、その内縁の妻を写真付きで報じた当時の新聞しかし、当時の