中国のポータルサイトに、日本に長寿企業が多い理由について考察する記事が掲載された。(イメージ写真提供:123RF)

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 中国のポータルサイト・百度に13日、日本に長寿企業が多い理由について考察する記事が掲載された。

 記事はまず、日本ではしばしば地震などの自然災害が発生し、大きな被害に見舞われるほか、近代以降は欧米の植民地になる危機を乗り越えで明治維新を実現し、第2次世界大戦で焼け野原となった後も高度経済成長を実現したと伝えた。

 そして、日本人はその都度やってくる大きな災難から何とか抜け出し、危機を転機やチャンスにつなげる力を持っていると紹介。ひとたび危機が迫れば、それまでの関係にかかわらずみんなで一緒に努力して危機を乗り越えることができるというのが日本の強みであり、日本の中小企業が100年単位で生き残ることができる理由の一つになっていると説明した。

 また、島国である日本は中国と異なり、生存できる場所が限られていることから、周囲の人と信頼性を築きながら長期的な関係を築いていく必要があるため、日本人が商売を行う場合は基本的に目先の利益よりも長期にわたって上手くやっていくことを優先させると指摘。限られた空間における濃密な関係が長く続くことにより、明文化されていない「暗黙のルール」が多数生まれたとし、この「暗黙のルール」が存在し、守られているからこそ、日本企業は長生きすることができるのだとしている。

 その上で、かつて世界が日本の経済成長に注目し、日本企業の経営モデルを参考した時期があり、中国でも今世紀初めごろに日本の経営モデルを真似ることが大いに流行したと紹介。一方で、外国の企業は日本のモデルを学ぶことはできたものの、その「日本モデル」をうまく進めるために必要な日本の「暗黙のルール」までも模倣することはできず、うまくいかなかったのだと伝えた。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)