安全性が向上した最近のクルマならではの理由もあった!

 ガラガラの駐車場で、隣にわざわざ止めるトナラーなど、最近は理解不能で不思議な現象が多いが、そのひとつが交差点や路地で、一旦外側に膨らんでから曲がるというのがある。その昔はいなかった気がするが、いずれにしても最近よく目に付くし、突然反対側に向くのでヒヤリとすることから、「カンベンしてくれ」という声も多い。しかし、なぜ外側に振ってから曲がるのだろうか。ヒヤリングも含めて、理由を検証してみた。

1)寄せるのが怖い

 最近のクルマは安全性確保のためもあって、ボディが肥大化しているだけに、運転席の反対側、つまり助手席側の見切りが非常に悪くなっている。そのため、曲がるときに角にぶつかるのではないかと恐れるあまり、一旦離れてから切り込むという形になる。

 外に振るというより、角から離れるというのが正しい。実際にやっている人に話を聞いたことがあるが、「なんかギリギリだと怖い」という曖昧な答えが返ってきた。恐らく、これが一番大きな理由だと思われる。

2)なんとなくかっこいいから

 これは昔のほうが多かったような気がするが、今でもまだいるにはいて、振って曲がるとかっこいいと思うようだ。ラリーじゃあるまいし、普通に曲がればいいのにと思うことしきり。

最近急増している「あんちゃん乗り」も要因のひとつ

3)立ち上がりで膨らむ

 よくみていると、このパターンは多い。つまり普通に曲がって、立ち上がりだけ外に膨らんでしまうというもの。なかにはセンターラインを越えて、反対車線に飛び出ていることもある。これの原因は、ステアリングを戻すのが遅いから。ハンドリングがシャープだと怖いという声も多く、ギヤ比を調整していわゆるダルにしているクルマが多いだけに、戻すのが遅れて外に膨らんでしまうわけだ。

4)あんちゃん乗り

 みていて気がついた原因がこちら。最近急増しているのが、片手だけハンドルの上に乗せて運転する、いわゆるあんちゃん乗り。これだとハンドルをスムースに回せないことから、一度戻して勢いを付けて回すことになりがち。

 基本的にはこの4つの理由になるようだ。反対側の見切りの悪さは今回の問題だけでなく、路駐するときに路肩からやたら離れているクルマが増えていることにも関係しているように思う。また、あんちゃん乗りはスマホいじりとセットにもなっている運転の仕方だけに危険だ。

 ただ、止めて出てくるトナラーと違って、そのまま行ってしまうのでヒアリングがしにくく、現状では正確な原因がつかめていないのも事実。今後はさらにサンブルを集めてみたい。また新しい事実がわかったら報告したいと思う。