歴代アーセナルキャプテンランキング1位は?【写真:Getty Images】

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英誌がアーセナルの偉大なキャプテンを特集、FWアンリやDFマクリントックの名も

 アーセナルは今夏に元フランス代表DFローラン・コシエルニー(ボルドー)の退団により、キャプテンの座が空位となっていた。

 選手間による投票も行われた結果、ウナイ・エメリ監督は新たにスイス代表MFグラニト・ジャカをキャプテンに任命。これを受け、英誌「フォー・フォー・トゥー」ではアーセナルで最も偉大なキャプテンをトップ5のランキング形式で特集している。

 5位は2005-06シーズンにキャプテンを務めた元フランス代表FWティエリー・アンリ氏だ。アーセナルで4度のプレミアリーグ得点王に輝くなど、キャプテンというよりはエースストライカーとしての印象が強く残っている同選手だが、同胞MFパトリック・ヴィエラのユベントス移籍に伴い、キャプテンマークを受け継いだ。正式にキャプテンを務めたのはこの1シーズンだけだったが、リーダーとしてチームを牽引するその姿は多くのファンの記憶に刻まれている。

 4位は元イングランド代表DFの故ジョー・マーサー氏だ。第二次世界大戦直後の1946年から1955年までアーセナルでキャプテンを務めた名選手がランクインした。マーサー氏が在籍した期間にチームはファーストディビジョン(当時の1部リーグ)を2度、FAカップを1度優勝した。

 3位も往年の名選手である元スコットランド代表DFフランク・マクリントックがランクイン。1967年から73年までチームの中心に君臨し、1968年にはクラブの年間最優秀選手にも選ばれた。1970-71シーズンはリーグとFAカップの二冠も達成するなど、クラブの歴史を語るうえでは欠かせない存在だ。

「ミスター・アーセナル」が「史上最も偉大なキャプテン」に選出

 そして、2位は2002年から05年までキャプテンだったパトリック・ヴィエラ氏(現ニース監督)だ。2003-04シーズンにシーズン無敗優勝を成し遂げ、“インビンシブル(無敵)”と称されたチームをまとめ上げた。当時のヴィエラ氏は世界最高のセンターハーフとの評価を確立。アーセナルでは通算9シーズンプレーし、リーグとFAカップ優勝を共に3度経験した後、05年にユベントスへ移籍していた。

 堂々の1位は元イングランド代表DFトニー・アダムス氏だ。キャプテンを務めたのは1988年から2002年まで。絶対的なチームリーダーで「ミスター・アーセナル」という愛称はあまりに有名だ。プレミアリーグ優勝4度、FAカップ優勝3度、リーグカップ優勝2度と国内タイトルを多く獲得し、02年に惜しまれつつ引退した。クラブ通算504試合に出場した正真正銘のレジェンドが「史上最も偉大なキャプテン」に選出された。(Football ZONE web編集部)