【前園真聖コラム】第223回「武藤嘉紀は日本代表の問題を解決するか」
浅野拓磨が負傷でアジアカップのメンバーから外れ、代わりに武藤嘉紀が招集されることになりました。もしかすると武藤が日本代表の問題を解決してくれるかもしれません。
武藤はどちらかというと、2列目の選手の特徴も持っています。トップに張るだけではなく、裏に抜け出す動きが絶妙です。またクロスボールに対して合わせるタイミングの取り方にも優れています。
さらに仕掛けるプレーも貪欲に行いますし、前線からの守備にタイしても積極的です。最近こそ機会が減りましたが、プレミアリーグに出場して成長した姿も見せています。
そう思うのは、現在の日本代表を引っ張る中島翔哉、南野拓実、堂安律の3人がいるからです。この3人は個人での突破力もありますが、加えて周りの選手を使うのもうまいのです。いろいろな味方選手に合わせられるプレーをしています。
そのため、3人が武藤の特長を理解し、生かしてくれる可能性が高いのではないかと思うのです。もしこれで武藤が活躍できれば、日本はFWに新しいオプションを手に入れることができます。
実はそれこそが今の日本代表の問題点の一つです。FWで大迫勇也が絶対的な存在になっているのですが、そこに続く選手が見つかっていないのです。大迫が負傷したらどうするのかという、日本にとって気がかりな点が、もしかしたらこのアジアカップで解決できるかもしれません。
その意味でも武藤にはぜひがんばってほしいと思います。僕は武藤に期待しています。
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1973年生まれ。横浜フリューゲルス、ヴェルディの他、ブラジルなどでプレー。アトランタ五輪では、主将として28年ぶりに五輪出場を決めた。2005年引退後は解説の他、少年サッカー普及に従事。2009年、ビーチサッカー日本代表としてW杯に出場。ベスト8に貢献した。
