開かずの金庫、日本の達人が失敗も台湾の職人が1時間で解錠
金庫は東部・宜蘭県冬山郷公所(役所)で不用品の中に埋もれていた。外側はさびているが、「登録」や「明石製」などの文字が刻まれていることが確認でき、同所は台湾が日本による統治を受けていた大正時代(1912〜1926年)のものではないかと推測する。約4年前、同所が新庁舎に移転する際、職員に発見されたものの、開かずのままとなっていた。
日本の達人が帰国した21日、同所が改めて解錠できる人を募ったところ、翌22日、台北市在住の呉さんが名乗りを上げ、1時間で成功させた。呉さんは実際に金庫を見て1時間以内で開けられると確信したと話す。以前にも同じタイプの金庫を開けたことがあったという。
金庫の中身は、日本統治時代の農会(農協)の通帳や古い証券などの書類が主だった。郷長の謝燦輝さんは「宝の地図でも入っているのではないかと期待していた」と少しがっかりした様子を見せながらも、これらの書類を大事に保存すると話し、ゆくゆくは展示する考えを示した。
呉さんは、政府機関や海外の宝石店の金庫などを開けた経験を持つベテラン職人。この金庫の解錠に成功したことについては、自身は日本の達人より経験が長かっただけで、別にたいしたことではないと謙遜した。
(沈如峰/編集:楊千慧)
