Disney Researchがアクロバティックな空中スタントをするヒト型ロボット開発プロジェクト「Stuntronics」を進行中です。Stuntronicsでのロボット開発では、ディズニーのIPであるスター・ウォーズやマーベルのヒーローの動きをディズニーランドで再現することが目的に挙げられています。

Disney Imagineering has created autonomous robot stunt doubles | TechCrunch

https://techcrunch.com/2018/06/28/disney-imagineering-has-created-autonomous-robot-stunt-doubles/

Stuntronicsのヒト型ロボットが人間さながらの動きで空中をダイナミックに動く様子は以下のムービーで確認できます。

Disney Imagineering has created autonomous robot stunt doubles - YouTube

ディズニーはすでに空中ブランコを正確にこなす棒状ロボット「Stickman」を開発していました。



Stickmanの進化系が頭や手足を備えるヒト型ロボットです。



ロープにぶら下がったStuntronicsのヒト型ロボットは、クイっと頭を上げて前方を見つめました。どうやらスタンバイが完了した模様。



打ち上げられたヒト型ロボットは……



ロープを放して空中に投げ出されると、膝を折りたたむようにして回転。



何回転したのかわからないくらい後転したのちに、ネットに落下しました。



次のトライ。



空中に飛び出すと……



なんと、ひねりを加えながら回転。腕の動きはさながら体操選手のよう。



着地直前には腰を折り曲げるようにして回転を調整し……



ネットに落ちました。



また、別のトライ。



人間のスタントマンのようにリアルな躍動感。



空中高く飛び出したヒト型ロボットは……



マーベル映画に登場するスーパーヒーローのような姿勢で、優雅に放物線を描きました。



微動だにしないヒト型ロボットの美しいスーパーヒーロースタイル。



最後には回転しながらネットに着地しました。



アニメーションだけでなくヒト型のヒーローアクション映像を作成するディズニーでは、よりリアルな「動き」を研究するためのロボット開発がDisney Researchで行われてきました。以下は最初期の「BRICK」と呼ばれるロボット。センサーを内蔵したロボットは、重心を制御してスピンをコントロールできました。



その後、BRICKは空中で見事な姿勢制御を行う棒状ロボット「Stickman」へ発展。

ディズニーが開発する空中ブランコから華麗にバク宙できる棒状ロボット「Stickman」 - GIGAZINE



そしてStickmanは、ヒト型ロボットへと正常進化をしたというわけです。



Stuntronicsプロジェクトを進めるトニー・ドヒ氏は、「スター・ウォーズのキャラクターか、ピクサーのキャラクターか、マーベルのキャラクターか、それともディズニーのアニメキャラクターかを問わず、キャラクターたちはあらゆることをリアルに行います。スクリーンでディズニーのキャラクターが行う動きを、現実世界でも実現しようというのがプロジェクトの目的です」と述べています。ゆくゆくは、さまざまキャラクターをスクリーンの世界からテーマパークの現実空間に引っ張り出すことが計画されているようです。

・おまけ

なお、Disney Researchは人間の筋肉を模した構造でリアルな表情を作り出すアニマトロニクスも開発中。いずれアクロバティックな動きだけでなく感情をもリアルに表現できるロボットが生み出されることを予感させます。

DISNEY’S NEW ANIMATRONICS - YouTube