吐血・嘔吐を繰り返し、食事はおろか水分を摂ることすら困難となり、体重が約20キロも激減――。名古屋出入国在留管理局(名古屋入管)の収容施設に拘束中、著しい健康状態の悪化にもかかわらず適切な治療も受けられないまま、今年3月6日に死亡したスリランカ人女性、ウィシュマ・サンダマリさん(当時33歳)だ。その経緯は国会でも、野党の議員らが上川陽子法務大臣や入管を厳しく追及したものの、全容は未だに明らかにされていな