AppleがiOS向けの健康管理アプリを発表したり、Googleが健康管理プラットフォーム「Google Fit」を発表したりするなど、健康に関するアプリやデバイスに注目が集まっています。そんな中、既存の健康管理デバイスとは一線を画しているのがスマートカップの「Vessyl」です。

Vessyl

https://www.myvessyl.com/



Vessylが一体どのような製品なのかは下記のムービーから確認できます。

Vessyl - Automatically Know What's Inside - YouTube

こちらがスマートカップのVessylです。



使い方はとてもシンプル。初期設定を済ませておけば、飲み物を注ぐだけで……



カップの中央に表示されているメーターが下降し始めます。



メーターが下降仕きったら、飲み物の種類を表示。画像では見えにくいですが「JUICE(ジュース)」と表示されています。



次は、「CAL 104」と表示されました。飲み物を注ぐだけで、種類や成分をカップに表示してくれるというわけです。



こちらの男性がカップに飲み物を注ぐと……



ビールと表示されました。



Vessylを開発しているMARK ONEのジャスティン・リー氏によると、Vessylには特殊な電子センサーが内蔵されており、ドリンクを解析することでカフェインや砂糖、タンパク質や脂肪、カロリーといった、ドリンクの含有成分やエネルギーを表示してくれます。また、手作りのドリンクかメーカー製のものか、コカ・コーラかペプシ・コーラなのか、なども判別可能。



既存のカロリー管理アプリやデバイスは、ユーザーが食べたものや飲んだものを入力すると、データベースから対応する食べ物や飲み物のカロリーや糖分を検出する、といったものがほとんどですが、Vessylはリアルタイムで成分を解析して表示するので、従来のものとは仕組みが全くことなります。



VessylをBluetoothでスマートフォンに接続すれば、1日に摂取したドリンクのカロリーや成分を記録したり、分析したりして、ユーザーの健康管理を補助。



Vessylはワイヤレスの専用充電器で充電。1回の充電で1週間の利用が可能になっています。



また、既存の健康管理ウェアラブル端末と同期させての使用も可能とのこと。



Vessylは記事執筆現在、公式サイトで先行予約を受け付けており発売時期は2015年の初頭となっています。Vessylの価格は99ドル(約1万円)で日本への発送には別途18ドル(約1800円)必要です。