続々々・リモートワークのネック
実際にやってみせると驚く。これは技術的な問題でもそうだし、人間関係の交渉事でもそう。とくに「こういうふうに交渉すればいいんだ」というのは、言葉では伝えられない。実際にやって見せないと。まあ、やって見せても本当は伝わってはいないんだけどね。でも「現にそのやり方であの人がやるとうまくいった」という事実が、自分も工夫すればうまくいく、あとは自分の工夫次第だ、という思考をさせる。
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結果だけを評価するというタイプの仕事のやり方なら、いいかもしれない。営業とかでノルマを課して、今月いくら売れたかだけを評価する。やり方は本人に任せて一切関知しない。給料も結果に比例して出す。
でも多くの仕事はそれじゃうまくいかない。大勢の人間を動員してるのだから、一人の人間がやり方を間違えて「うまく行きませんでした」では、その人間の給料をゼロにしても、プロジェクトが破綻すれば全然見合わない。
破綻しないように事前に手を打たなければならない。となると進捗をチェックし、必要ならやり方を指導する。大勢の人間が関係しないような仕事、一人で完結するような小規模なソフト開発やデザインなら、いいかもしれない。最悪、期待した水準に達してないので報酬は払えません、で終わり。
でも規模の大きな仕事は、その人の分だけでなく、関わったすべての人間の作業が無駄になってしまうわけで、破綻させた当人がすべての損害を被ってくれるなら別だけど、そんなの無理だよね(苦笑)。
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ということで、目新しいことはなにも書いてない。でもなぜリモートワークだとうまくいきそうにないか?って、漠然とはわかっていても文章になってるものってあまりないのではなかろうか。いつも「そんなのあたりまえだ」「できると思うならやってみろ」と片付けられやすい問題を、あえていちいち文章にしてみた。あたりまえのことを文章化するのも時として大事なこと。
執筆:この記事はメカAGさんのブログからご寄稿いただきました。
寄稿いただいた記事は2014年03月19日時点のものです。
