By Zlatko Unger

無人飛行機を使った配送サービスの実用化計画を発表したり、購入者が買う前に予測して配達時間を短縮するシステムの特許を取得するなど、次々に新しいサービスを展開するAmazonが、新たなビジネスの一環としてKindleタブレットで使用できる決済システムを従来型の小売店へ提供しようとしていることが分かりました。

Amazon to Offer Kindle Checkout System to Physical Retailers - WSJ.com
http://online.wsj.com/news/articles/SB10001424052702303743604579351123788256930

ウォール・ストリート・ジャーナルによると、Amazonは同社タブレット製品であるKindleシリーズで利用できる決済システムを、店舗や倉庫に頼る小売・流通システムを利用してビジネス活動をしている従来型の中小企業に提供する計画をしているとのことです。計画の1つとして、Kindleタブレットとクレジットカードリーダーを2014年夏頃から小売店に提供する予定で、計画にはハードウェアだけでなくウェブサイト開発やデータ分析などのサービスも含まれる可能性があります。

By Gadgetmac

ウォール・ストリート・ジャーナルが入手した情報によれば、今回の計画は正式なものではないため変更もしくは延期の可能性があるそうですが、実現の際にはEbayが採用しているPayPalや、クレジットカードリーダーを販売するSquareなどがしのぎを削る決済市場へ本格的に参入することになります。

Amazonはスマートフォン決済事業を展開していたGoPagoの買収を2013年12月に発表しており、新しい決済システムの構築にはGoPagoの元社員が深く関わっているそうです。今回の計画では、複雑で取り換えの難しい決済システムを導入している大企業ではなく、比較的にシステムを導入しやすい中小規模の小売店にターゲットが絞られています。

By Niall Kennedy

Amazonには、PayPalが所有している1億4260万人分のアカウントを大きく超える2億3000万人分のクレジットカード情報を所有しているという長所がありますが、中小規模の小売店とのビジネス経験がほとんどないため、顧客のデータ管理について不安を抱えるという短所もあり、Amazonが決済市場で今後どのような動きをみせるのか今後の展開に注目です。