劇場で3D版が見られるのは日本だけ! 『バイオハザード ダムネーション』記者発表会レポート
9月21日、幕張メッセで開催された東京ゲームショウ2012において「バイオハザード」フルCG長編アニメーション映画最新作「バイオハザード ダムネーション」の記者発表会が開催された。発表会には、神谷誠監督と小林裕幸プロデューサーが登場し、作品の紹介や意気込みを語った。
映画版『バイオハザード』といえば、ミラ・ジョヴォヴィッチ主演の実写版シリーズが有名だが、今回『バイオハザード ダムネーション』はフルCGアニメーションによる映画。フルCG映画版『バイオハザード』としては、今作が2作目となる。
2008年に公開された前作『バイオハザード ディジェネレーション』は、1週間、全国3館のみの上映にも関わらず33,000人を動員、興行収入4300万円を記録。DVD/BDも全世界で累計160万枚以上を売り上げるという大ヒット作となった。
さて、この『バイオハザード ダムネーション』、前作完成直後から続編の構想があったのかというと、あくまでディジェネレーションが大ヒットしたから戻ってくることができた。みなさんのおかげだと神谷監督。まさしくファンの支持と熱意が実現させた続編と言えるだろう。
前作の舞台はアメリカだったが、今作は内紛が絶えない東欧の架空の小国「東スラブ共和国」が舞台。これは神谷監督のアイデアとのこと。ほかの映画の仕事でポーランドに行った際、古い石畳の町並みがゴシックホラーの雰囲気を出しつつも、新しい建物もあり、旧ソ連の影響による軍事色の強さもあるところがバイオハザードの世界観にぴったりだと感じたという。
また、フルCG映像の作り方の説明として、普段あまり見ることができないモーションキャプチャーの収録場面の映像を公開。役者の演技と、CG映像の両方を紹介し、エレベータのドアにぶら下がる、レオンがリッカーに襲われるといった演技が実際の映像の中で使われていることを示した。顔の演技については、別に収録することにより、精度を高めるといった工夫も行われている。一部の動作については、役者ではなく神谷監督自ら演じたとの秘話も披露された。
もちろん、映像だけではなくストーリーにも注目。フルCG映画版『バイオハザード』は、オリジナルストーリーが展開される実写版『バイオハザード』シリーズと異なり、ゲームの世界観を忠実に表現した内容となっているのはゲームのファンにとって嬉しいポイント。前作『バイオハザード ディジェネレーション』はゲーム『バイオハザード4』と『5』の間のストーリーだったが、今作は『バイオハザード5』と『6』の間のストーリー。前作では登場しなかったエイダやリッカーなどの登場人物、クリーチャーも登場する。
バイオハザードシリーズの最大の魅力は何かを訊かれた小林プロデューサーは、ゲームの登場人物や世界情勢が、ユーザーや現実の世界と同じく年を取り成長、変化していくところが面白く、長い間親しみを感じて応援してくれているのではないかと分析。初登場時は新米警官だったレオンが今やたくましいエージェントになってヒゲも生やしているなど、シリーズを通じたキャラクター、舞台設定の変化が『バイオハザード』の大きな魅力だということだ。
もちろん『バイオハザード ダムネーション』は、前作やゲームを知らなくても楽しめる、一つの映画として完成している作品になっている。ゲームソフト『バイオハザード6』に至るまでのストーリーを本作で知ることができるのはもちろんであるが、逆にこの作品でレオンなどの登場人物に興味を持ったら、その後日談として『バイオハザード6』を遊ぶこともできると小林プロデューサー。
そして本作の主題歌「Carry On」を歌うのは、前作に引き続き土屋アンナ。土屋アンナは、本発表会に特別ゲストとして出演予定だったが、体調不良のため出演がキャンセルに。スタッフ一同より「今回のテーマ曲『Carry On』に関しても、本人が作詞をしておりとても気に入っている楽曲が完成し、映画館で流れるのを楽しみに待っております」とのメッセージが寄せられた。
主題歌「Carry On」は、数曲のデモ曲から満場一致で決まった曲に、土屋アンナによる歌詞を乗せたもの。作品の世界観と同様、スピーディーで力強いナンバーとなっている。
この秋は、現在絶賛公開中の実写版『バイオハザードV リトリビューション』に加え、10月4日に発売されるゲームソフト最新作『バイオハザード6』、そしてこの『バイオハザード ダムネーション』と、まさに『バイオハザード』シリーズ豊作の季節。
劇場で本作の3D版が見られるのは日本だけだと神谷監督。『バイオハザード』シリーズの世界をさらに広げる『バイオハザード ダムネーション』。ぜひ劇場に足を運んでその迫力を体感して欲しい。
『バイオハザード ダムネーション』は、10月27日(土)、2D&3Dで全国劇場にて公開。
【関連リンク】
『バイオハザード ダムネーション』公式サイト
http://www.biohazardcg2.com/
