名物講師でも、個人塾開業は甘くなかった。

すららネット公式チャンネル「Edu-News」は、動画「生徒が来ない…名物講師が直面した塾経営と個人塾開業の逆転劇」を公開した。
今回登場するのは、神奈川県平塚市で「堀口塾」を運営する堀口先生。高校物理を20年以上教えてきた予備校講師でありながら、個人塾を開業した直後は、思うように生徒が集まらなかったという。

動画では、堀口先生が予備校講師から個人塾の塾長へ転身するまでの経緯を語っている。

かつて予備校講師は、受験生から強い支持を集める華やかな職業でもあった。しかし、少子化の影響などもあり、堀口先生の周囲でも仕事は少しずつ減少。20年にわたり高校物理を教えてきた中で、「やり切った」という思いもあったという。

転機となったのは、以前から付き合いのあった税理士の言葉だった。

「この働き方をしていたらもったいない」
「起業しろ」

そんな助言を受けながらも、当初は塾を開くことに迷いがあったという。講師を雇う必要があるのではないか、自分一人で運営できるのか。そんな不安を抱えていた時、ネットで学習教材「すらら」の広告を目にし、セミナーに参加。「これなら自分でもできる」と感じたことが、開業への大きな後押しになった。

ただ、開業後すぐに順調なスタートを切れたわけではない。

動画の中で堀口先生は、開校から1~2か月ほどは「ほとんど生徒がいなかった」と振り返る。電話の前で問い合わせを待っていても、かかってくるのは間違い電話や、体験前のキャンセルばかり。ほかの塾では開業から数か月で多くの生徒が集まったという話を聞く中、自身の教室はなかなか軌道に乗らなかった。

それでも堀口先生は、ブログで自分の考えを発信し続けた。すると、その考えに共感した保護者から少しずつ問い合わせが入り始める。

当初は中学生中心の塾を想定していたが、実際に反応があったのは小学生の保護者だった。さらに、公立中高一貫校を目指す小学生が入塾し、すららを活用しながら学習を進めた結果、合格につながった。

この出来事をきっかけに、堀口先生は「自分の塾は中学生中心ではなく、小学生に合っているのではないか」と気づく。そこから塾の方向性を変え、公立中高一貫校の受検対策へと展開していった。

印象的なのは、堀口先生が高校物理の講師として積み上げてきた教材やノートを「ほぼ全部捨てた」と語る場面だ。

チャンネル情報

ニュースの表題だけでは伝わらない「なぜ?」「現場はどう変わる?」を丁寧に掘り下げてお届けします。