タリーズで「5時間」勉強をしてきたという息子。「飲み物1杯」で居続けたそうですが、注意されなければ問題ないのでしょうか? 守るべきお店のルールや利用マナーは?
勉強しながらカフェに長居するのは迷惑行為?
株式会社SUNCOREが運営する教育Webメディア「こども教材プラス」が2025年に実施した意識調査アンケートによると、あるカフェで勉強している学生を見て「迷惑だ」と感じたことがある人の割合は58.0%となっています。
勉強する学生のどのようなところが迷惑に感じるのかを質問したところ、最も多かった回答は「混雑時の長時間滞在」でした。そのほかにも「1人で広い席を占領する」「長時間追加注文せずに居座る」などの回答も見られます。
「飲み物1杯で5時間勉強をしてきた」場合は、カフェの店員やほかの利用者から迷惑に思われてしまった可能性があるかもしれません。
飲み物1杯で長時間居続けるのは違法?
カフェ側が長時間の利用や勉強を明確に禁止していない限り、勉強のために長時間居続けることは法的に問題にはなりにくいです。
ただし、混雑しているときは飲食目的の利用者を優先したいと考えられるため、利用時間の上限を設定しているカフェも見られます。
利用時間を過ぎても居続け、カフェ側が何度も退去を促しても従わなかった場合は、刑法第130条の後段に記載の「要求を受けたにもかかわらずこれらの場所から退去しなかった者は、三年以下の拘禁刑又は十万円以下の罰金に処する」に該当する可能性があるため注意が必要です。
ただし、今回のケースでは「注意されなかった」ため、カフェ側が長時間の利用や勉強を禁止していなかったか、特に混雑せず長時間滞在しても問題ないと判断されたのかもしれません。
カフェによっては公式ホームページに長時間の利用について記載されている場合もあるため、確認してみるとよいでしょう。
カフェで勉強する際に守るべきマナー
上記でご紹介した「こども教材プラス」のアンケート調査では、1杯の飲み物での許容滞在時間は「1時間まで」と答えた人が最多でした。次いで「1時間30分まで」「2時間まで」となっています。
例えば、450円のアイスコーヒーを1杯だけ注文して勉強のために居続けるのであれば、長くても2時間までにした方がよいのかもしれません。席を待っている利用客がいない状況で5時間居続けるのであれば、追加注文をするなど店舗や周囲への配慮を心がけるとよいでしょう。
また、あくまでも飲食目的の利用者を優先すること、勉強道具をテーブルに広げすぎないよう気をつけること、イヤホンの音漏れに注意することなど、マナーを守って利用することが大切です。
注意されなかったのであれば問題はないと考えられるが、マナー違反にあたる可能性はある
カフェが明確に禁止していない限り、長時間滞在することや勉強のために利用することは法的に問題にはなりにくいです。ただし、何度も退去を促されたにもかかわらず従わなかった場合は、刑法に違反しているととらえられる可能性があります。
カフェで勉強をしている学生を見て「迷惑だ」と感じたことがある人の割合が半数以上を占めていたとのアンケート結果から分かる通り、法的には問題がなくても店舗や周りの人にマナー違反と思われることがあるため注意が必要です。
カフェのホームページに利用時間の制限について記載されていないか確認し、周囲の人の迷惑にならないように利用するよう心がけましょう。
出典
株式会社SUNCORE こども教材プラス スタバは勉強してOK?何時間まで?迷惑&恥ずかしい【禁止店舗一覧】
e-GOV法令検索 刑法(明治四十年法律第四十五号) 第二編 罪 第十二章 第百三十条(住居侵入等) 住居を犯す罪
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー
