和倉温泉の老舗旅館「加賀屋」が、和食チェーン「木曽路」と初めてタッグを組み、能登の復興とおもてなしを全国に発信します。

能登牛コロッケや金時草のおひたしなど能登の食材がふんだんに盛り込まれた加賀屋監修のおもてなし弁当。

6月から木曽路の全国126店舗での販売が予定されています。

都内では21日、記者発表会が開かれ、加賀屋の渡辺崇嗣社長と木曽路の中川晃成社長が「和のおもてなし」を共通理念に連携し事業を展開していくことを発表しました。

今後は木曽路の店舗で加賀屋の商品が販売されるほか震災を乗り越えた加賀屋の食器が木曽路の店舗で活用されます。

加賀屋・渡辺崇嗣社長「社内のフレーズで『器は料理の着物』という表現がある。加賀屋から今回木曽路さんと場所は変わっても、表現方法が変わったとしても、私どものおもてなしの思い、旅館の思いというのを木曽路さんと共有しながら、お客様に伝わっていくことが本当に有難い機会だと思っている」

加賀屋の再建に国の大規模補助決定

一方、地震で施設が大きな被害を受け休業が続いている加賀屋の再建計画が国の大規模補助金に採択されました。

今回採択されたのは、建設費などの大規模投資に対して補助を行う国の中堅等大規模成長投資補助金で、事業費の3分の1、最大50億円が補助されます。

経済産業省によりますと、新しい加賀屋の建設にはおよそ77億円が見込まれていてこのうち25億円ほどが国から補助される見通しです。

加賀屋・渡辺崇嗣社長「採択をいただいたことは大きな一歩になるというのは事実。なんとか早く営業にこぎつけることがこの和倉温泉、能登半島の復興にも繋がると思っているので、そこに向けて全力で取り組んでいきたい」

国の大規模補助金の能登での採択は今回が初めてとなります。