物価高・円安時代に外貨預金はあり?初心者向けに解説
比較的金利が高い外貨預金
外貨預金の中でも、豪ドルや南アフリカランド、カナダドル、ノルウェークローネといった資源国通貨は、比較的金利が高いことで知られています。そのため、円安や物価上昇への備えとして関心を持つ人も増えています。ただ、その特徴を理解したうえで選ぶことが重要です。外貨預金のリスクは為替
一方で、外貨預金には為替リスクがあります。円高になると、金利収入があっても為替差損によって結果的に損をする可能性があります。つまり、「金利が高いから安心」というわけではなく、為替の動きも含めて判断する必要があります。為替は、通貨の需要と供給によって日々変動します。金利の高い国には資金が流入しやすく通貨高になりやすい一方、景気悪化や政治不安があると資金が流出し通貨安になりやすくなります。
円で預ける定期預金と違って元本保証がない
また、外貨預金は、預金保険制度の対象外ですので、円で預ける定期預金と違って元本保証ではありません。預金とはいえ、円建てではないため、為替変動の影響を受けます。そのため、資産の一部として取り入れるのが基本的な考え方です。複数の通貨に分散することで、リスクを抑えることも可能です。円だけに偏らず、外貨を組み合わせることで、資産全体の安定性を高めることができます。
文:田代 昌之(金融文筆家)
新光証券(現みずほ証券)やシティバンクなどを経て金融情報会社に入社。アナリスト業務やコンプライアンス業務、グループの暗号資産交換業者や証券会社の取締役に従事し、2024年よりフリー。ラジオNIKKEIでパーソナリティを務めている。
(文:田代 昌之(金融文筆家))
