パキスタンのシャリフ首相、イランのペゼシュキアン大統領と50分間電話会談し「詳細な意見交換」
【イスラマバード=溝田拓士】米イランの停戦協議で仲介役を担うパキスタンのシャバズ・シャリフ首相は25日夜、イランのマスード・ペゼシュキアン大統領と電話会談した。
パキスタン首相府によると、両氏は地域情勢の現状や今後の取り組みについて50分間にわたって「詳細な意見交換」を行った。
シャリフ氏はサウジアラビアやトルコの首脳らと最近協議した際の概要をペゼシュキアン氏に伝え、米イランの戦闘終結に向けて「誠実かつ真剣な取り組み」を続ける考えを強調した。
ペゼシュキアン氏はパキスタンの「多大な貢献」に謝意を述べたという。
シャリフ氏は電話会談に先立つ25日昼、パキスタンの首都イスラマバードを訪問したイランのアッバス・アラグチ外相と会談した。2時間に及ぶ協議にはパキスタン軍トップのアシム・ムニール軍総司令官やムハンマド・ダール副首相兼外相も同席した。
イランは戦闘の早期終結を望む一方、争点の核開発やホルムズ海峡を巡る米国の「過度な要求」には応じないとして、現時点での直接交渉を拒んでいる。
米国はアッバス氏の24日のパキスタン入りに合わせる形でスティーブン・ウィトコフ中東担当特使らの現地派遣を発表したが、アッバス氏が25日夜に出国した後、派遣を中止した。
