【トク捜リレー】美浦・三戸記者の注目はディープインパクトなど最多5勝の好枠をゲットした芦毛馬 皐月賞
◆第86回皐月賞・G1(4月19日、中山競馬場・芝2000メートル)
買いたい馬が十指に余り、頭を悩ませている。そんな中、気になる馬がフルゲートが18頭となった90年以降、最多5勝の好枠を引き、心を動かされた。7枠14番のゾロアストロ(牡3歳、美浦・宮田敬介厩舎、父モーリス)だ。
宮田調教師に話を聞くたびに「エンジンのかかりが遅い。いかにギアを上げながら直線に向かえるか」という言葉を耳にした。内枠では動きたいときに動けず、競馬がしづらくなる懸念があったが、外の絶好枠に。「スタートもゆっくり出る馬なので、外目の偶数で理想的な枠」と納得の表情を見せた。
母の父ディープインパクト(05年)の伝説もこの枠から始まった。同じ枠番で理想の展開は、22年のジオグリフが演じた、3角から4角にかけて内の有力馬の動きを封じつつ、外からスムーズにポジションを押し上げる競馬だ。Cコース替わりとなるが、今開催中は雨も多く、馬場が荒れてきている。きれいなところを通れる点でも14番枠はいい。
各陣営の作戦、コメントを踏まえて最終的に印を決めるが、悩み続けた日々からようやく抜け出せる手がかりをつかんだ。競馬記者の腕が鳴る超難解な一戦。悔いのない結論を出したい。(三戸 達也)
