埼玉・八潮市道路陥没事故 約1年3か月ぶり…通行止め一部解除 姿変えた街で周辺住民は
埼玉県八潮市で起きた道路陥没事故で、通行止めになっていた現場が、およそ1年3か月ぶりに通行できるようになりました。全面復旧までは時間がかかる見通しですが、周辺の住民からは、歓迎の声が聞かれました。
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大規模な道路陥没事故から、およそ1年3か月です。今も復旧作業が続く埼玉県八潮市では、地域の大動脈となる交差点は通行止めが続いてきました。迎えた、15日午前──。
記者
「午前10時すぎです。約1年3か月にわたって通行止めされていた現場が、解除されました。車がどんどん通過していきます」
元々、片側2車線の道路を、暫定的に片側1車線で通行再開しました。車はもちろん、歩行者の姿も戻ってきました。
■全面復旧は5〜7年の見通し

事故が起きたのは、去年1月です。交差点に突然開いた穴にトラックが転落、運転手の男性が亡くなりました。
陥没の原因は、下水から発生した硫化水素による“下水道管の腐食”と考えられています。あの日を境に、大きく姿が変わった八潮の街。全面復旧には、5年から7年という月日がかかる見通しです。
15日の一部通行止め解除は、その道のりの一つです。陥没現場近くの住民は……。
八潮市民
「ここに見に来た。うれしくて」
かつて、“歩き慣れた道”も…
八潮市民
「(Q.いまの気持ちは?)緊張しています。前に来た時の感じじゃない。初めて来たような」
■事故を受けて住民団体立ち上げ

陥没現場から約70mに住む・木下史江さん
「ここを通ってどこかに行くのが、当たり前の生活だった」
現場からおよそ70メートルに住む木下さんは、事故を受けて行動を起こした一人です。
立ち上げたのは、「チーム虹の架け橋」という住民団体です。事故が起きた交差点越しに、かつて見た虹を思い出して名付けたといいます。
下水の悪臭など、事故の影響に悩む住民の声を拾い上げ、県などと連携して、解決に向けて活動しています。
■「本当にやっとという思い」

そして、15日…
陥没現場から約70mに住む・木下史江さん「本当にやっとという思い。いろんな方が毎日、毎日、頑張って、きょうまでこぎ着けているので、そこは本当に感謝の気持ちはいっぱいですね。閉ざされていたものが、止まっていたものが動き出したというか、自分たちの気持ちも前向きにいこうと、きょうは思いました」
