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最近、「もう一度英語を学びたい」と考える50代・60代・70代が増えています。実際、英語学習は脳のトレーニングにもなるとされ、シニア世代にこそおすすめと言えそうです。ただ、「昔の勉強法では話せなかった」といった苦手意識を持つ人も少なくありません。そこで注目したいのが、英検1級・TOEIC満点を持つ翻訳者の中山裕木子さんが提唱する“シンプルな英語学習”。カンタンで、実践的な学び方とは――。

一定の英語の知識があるのに「リスニングが苦手」と感じる<2つの要因>とは…

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英語学習に戸惑う子どもたち

小学校で英語が教科化され、英語学習を楽しんでいる子どもたちがいる一方で、戸惑う子どもたちもいると聞くことがあります。

2020年度から英語の授業回数が増えて、習得するべき単語数も増えました。

その結果、中学生の英語学力が上がるのかと思いきや、下がってしまったといったニュースまであり(3/22読売新聞『[あすへの考]中学英語、基礎定着に課題…編集委員・古沢由紀子』)、子どもたちが英語学習で困っていることが推測できます。

「英語ができたほうが将来のキャリアなどで有利だろう、というのはなんとなくわかっているけれど、実際には、どのような英語学習を子どもに促せばよいのだろうか」などと決めかねている親御さんの声を多く聞きます。

そんな中、「お子さん」「お孫さん」がいらっしゃる方はぜひ、「英語学習を開始した、クール(かっこいい)な父母/祖父母」のお姿を子どもたちに見せてほしいのです。

そこでお勧めしたいのがシンプルな英語学習、「ワン・ツー・スリーのリズム」です。

英語学習はワン・ツー・スリーで

たとえば「私」は“I”ですから、まずは「ワン・ツー・スリー」の「ワン」として“I(発音は「アァイ」)”と言ってみましょう。


『リズムでつなげば どんどん話せる 英語はワン・ツー・スリー』(著:中山裕木子/マガジンハウス)

そして次の「ツー」として、以下の3つの「使える動詞(=動作を言う)」を紹介します。この動詞だけで、こんなにたくさんのことがいえるよ、と是非お子さんやお孫さんに教えてあげてください。

<3つの動詞をピックアップ>

★like(ラァイク)で趣味や好きなことを言ったり、相手を褒めたりできます。

★have(ハァヴ)で身の回りのものや家族のことなどを話せます。

★get(ゲッ)では「もらう」や「なる」を表せます。

まずは3つの動詞でトライ!

<like>

★I like strawberries.(アァイ ラァイク ストゥロォベリィズ)
「いちごが好き」

★I like reading.(アァイ ラァイク リィーディン)
「読書が好き」

★I like your hair.(アァイ ラァイク ユァ ヘァ)
「髪型、いいね」

<have>

★I have a piano.(アァイ ハァヴ ァ ピィアァノ)
「うちにピアノがあるよ」

★I have a little sister.(アァイ ハァヴ ァ リトル スィスター)
「妹がひとりいる」

慣れてきたら、I(アァイ)以外に、「私たち」を表すWe(ウィー)も使ってみましょう。

★We have two pet birds.(ウィー ハァヴ トゥー ペット バァーズ)
「(家族で)鳥を2羽飼っている」

<get>

★I get lots of sleep.(アァイ ゲッ ロッツ ァヴ スリィープ)
「しっかり寝ている」

★I get hungry at night.(アァイ ゲッ ハァングリィ アッ ナァイト)
「夜にお腹がすく」

get(ゲッ)をgot(ガッ)に変えたら、昔のこともいえます。

★I got a letter.(アァイ ガッ ァ レター)
「手紙をもらった」

英語の楽しさをお子さんやお孫さんへ

ここで紹介した文章は、すべて近著『リズムでつなげば どんどん話せる 英語はワン・ツー・スリー』に収録しています。

同書では、きれいな英語にきこえる<カタカナのルビ>に加えて、ネイティブの音声がスマートフォンを通じて聞けるようになっています。

まずは、少ない英単語でも、様々なことを英語で伝えられる楽しさをご自身で体験してください。それがうまくいったら、是非それをお子さんやお孫さんへ伝えてあげてください。

「お母さん、すごいね!」「おじいちゃん、さすが!」といった感動と同時に、きっとお孫さんも英語が得意に。

その結果、「中学や高校で英語を本格的に学ぶのが楽しみ」と思ってくれるようになるかもしれません。