広島テレビ放送

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 県と広島市のトップ会談が5年ぶりに開かれ、新アリーナ建設の実現に向け協力を求めた松井市長に対し、横田知事は前向きな姿勢を示しました。

 5年ぶりに開かれた県と広島市のトップ会談。

■広島市 松井 一実 市長
「リラックスするために配ってますけどね。飲み物、ドリンクを。」

 和やかな雰囲気の中で始まった会談。注目を集めたのが・・・。

■広島市 松井 一実 市長
「記者がいっぱい来てますけど、新アリーナ構想」

 広島駅北口にあるJRの支社跡地が、建設候補地にあがっている新アリーナです。プロバスケットボール・広島ドラゴンフライズの本拠地としての利用に加え、有名アーティストの「広島飛ばし」が課題となっているコンサートや、災害時の帰宅困難者の受け入れもできる多機能型アリーナの整備を目指しています。

■広島市 松井市長
「この地域のまちづくりを考えたときに、県と一緒になって取り組みをしなければいけない。オール広島で課題意識を持ちながら、その実現に向けてどういった対応ができるか、何をしたらいいか一緒に考えてもらいたい。」

 松井市長が強調した「オール広島」としての協力要請に横田知事は・・・。

■広島県 横田知事
「県としてもオール広島の体制に参加をして、新アリーナの実現に向けて機運醸成、利活用について、しっかりと一緒に検討して協力していきたい。」

 新アリーナ建設の実現に向け、協力することを表明した横田知事と松井市長。この動きに市民からは、歓迎の声が上がりました。

Q.新アリーナ構想について
■広島市民
「いいと思う。いろんな人(アーティスト)が、 いっぱい来るだろうし」
「駅近だったら県外からも来やす いし、周りにホテルとかもある。」
「ライブがある日とか、カープの試合が重なったときは、駐車場どこに停めるか、そこは心配ですけど、これで活気が出てお客さんが増えて、チームが盛り上がるな ら全然あり。」

 ドラゴンフライズなどは2025年、アリーナ建設に賛同する10万人を超える署名を集め、県などに提出しました。

■広島ドラゴンフライズ 浦 伸嘉 社長
「こうやって公に県知事のほうが『一緒にやっていきましょう』と言うことは、話が一つ(前に)動いたんじゃ ないかなと感じているので、いよいよ機運が、最高に高まってくると思う。」

 一方、広島商工会議所の松藤会頭は、広島テレビの取材に対し、「現時点で具体的な話はないが、協力を求められれば前向きに検討していきたい」とコメントを出しました。
 建設に向け、大きな一歩を踏み出した新アリーナ。今後、県や広島市、JR西日本、広島ドラゴンフライズなどが参加する協議会を立ち上げ、建設実現に向けた具体策などを話し合っていく予定です。

 広島県と広島市の取材にあたっている門脇記者の解説です。
 今回のトップ会談は約5年ぶりで、広島市の方から呼びかける形で実現しました。
 広島市の関係者を取材したところ「新アリーナが最大のポイント」「構想を前に進めるにはトップ同士で話すのが一番」と話していました。
 新アリーナの建設については県の幹部を取材したところ、新アリーナの建設については「一定のハードルがある」と話していました。というのも、県には県立総合体育館=グリーンアリーナがあります。「既にアリーナがあり、利活用でも工夫している」「2つ目が本当に必要なのかと、いう考え方はある」と話していました。
 グリーンアリーナは、コンサートなど有料興行の開催について、年間の開館日数の10%までという制限がありましたが、2025年10月から平日を対象から外しました。これにより、コンサートなどの開催日数は、2026年度は昨年度より9日増える予定です。
 人気アーティストのコンサートが県内で開かれない「広島飛ばし」と言われますが、グリーンアリーナでのコンサートの数も増えて、さらに新アリーナが実現すれば「広島飛ばし」の解消への期待もより高まります。
 14日の会談で、横田知事も「新アリーナが実現すれば、グリーンアリーナで拾いきれないニーズをカバーできる」と前向きな姿勢を示していました。今後の動きにも注目が集まります。

【2026年4月14日 放送】