テレビ信州

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松本市の塗装店です。

中島塗装店 中島敬夫会長
「塗料用シンナー。ちょっと前まではここに100缶くらいあったんです。減っちゃいました」

塗料を希釈するためにシンナーを使いますが、今、メーカーの出荷制限で塗料の量に対して必要な分しか仕入れることができません。

中島塗装店 中島敬夫会長
「たとえば(塗料を)10本頼めば、(シンナー)1本あればシンナー足りますよね、という感じで出荷してくれる」

シンナーの原料は、原油を精製して作られるナフサです。

しかし、原油を輸送する重要な場所となるホルムズ海峡の封鎖によりナフサが不足。その価格も高騰しています。

中島塗装店 中島敬夫会長
「(シンナーの仕入れ値は)70%上がりましたね。もういきなりでしたね」

さらにシンナーだけでなく塗料もナフサが原料です。

メーカーからは、4月に入り中東情勢の緊迫を受けた塗料の値上げの知らせが届いています。その上げ幅は、最大で30%。

また、塗装の下地となる「さび止め」は、一時的に受注を停止するメーカーもあります。

中島塗装店 中島敬夫会長
「困ったね。困ったねとしか言いようがないけど、建設会社と契約して、仕事は夏ごろだよと言われた工事に対してはこんな値上げは見込んでいないから。従前の値段で契約しているということ。その辺をどうやっていくか」

すでに見積もりを出した工事については価格を上乗せするのは難しく、当面はシンナーを必要最低限の使用にとどめるなど、コスト削減の方法を考えるしかないと言います。

先の見えない状況が続く原油の流通。これからもさまざまなところで影響を受けるとみられています。