J1百年構想リーグ地域リーグ第10節 川崎F 0(0-0)2 鹿島
16:03キックオフ Uvanceとどろきスタジアム by Fujitsu 入場者数 23,094人
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お互いにしっかりとしたプレーを見せようとした結果、楽しいボールゲームとなった。その中で両者の差を分けたのは集中力。前半からボール回しとコントロールに一日の長を持つ川崎が鹿島に攻め込んだ。何とか耐えた鹿島だったが、後半立ち上がりも攻守の構造は変わらなかった。しかし53分、スベンド・ブローダーセンが弾いたボールに川崎の選手の足が一瞬止まる。そこを見逃さず三竿健斗が拾おうとした足が引っかかり、鹿島がPKを得た。このPKを鈴木優磨が沈めて鹿島がリードを奪う。そこで一度試合を落ち着かせようとしなかったのが鹿島の巧さだった。そのまま主導権を握ると64分、左サイドからの鈴木のクロスがファーサイドに飛ぶ。川崎の選手が見送ろうとした後ろからレオ・セアラが表れて2点目を決めた。鹿島はその後、今度は守りを固め、川崎の時間が再び訪れる。しかしフィニッシュでの焦りが目立ち無得点に。90分間気持ちを切らさなかった鹿島が、「鹿島らしい」と言えるしたたかな勝利を収めている。

森雅史(もり・まさふみ)
佐賀県有田町生まれ、久留米大学附設高校、上智大学出身。多くのサッカー誌編集に関わり、2009年本格的に独立。日本代表の取材で海外に毎年飛んでおり、2011年にはフリーランスのジャーナリストとしては1人だけ朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)の日本戦取材を許された。Jリーグ公認の登録フリーランス記者、日本蹴球合同会社代表。2019年11月より有料WEBマガジン「森マガ」をスタート