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 ◇パ・リーグ ロッテ6―3西武(2026年4月10日 県営大宮)

 ロッテのベンチは誰もが「負けた」と覚悟したはずだ。1点を追う9回2死満塁で、小川の平凡なゴロを西武・源田がまさかの失策。勝利が転がり込み、連敗は5でストップした。最下位からも脱出。サブロー監督は「まさか、あの名手がミスをするとは…」と驚きの表情で振り返った。

 試合の流れをつくったのはその源田モデルのグラブを使用する寺地だ。2回1死二塁で11球粘って中前に先制適時打。チームにとって4試合38イニングぶりのタイムリーだった。4回1死一、三塁でも左前適時打。「僕自身なかなかチャンスで一本が出ないケースが多かった。積極的に初球から振りにいけた」と2安打2打点。指揮官も「1本目のタイムリーでみんなが楽になった。勇気づけてくれるヒットだった」と称えた。

 登録は捕手ながら、高い打撃技術を生かすために今季は三塁での出場を続ける。グラブは用具メーカーの担当者が複数用意してくれた中に「GEN 6」の文字が刺しゅうされている源田モデルのものがあり、それを選んだ。弘法も筆の誤り。どんな名手もミスをする。寺地は「明日は我が身なんで。自分も引き締めていきたい」と真剣な表情で話した。(鈴木 勝巳)