東京・池袋のキャラクターグッズ販売店で店員の女性(21)が殺害された事件で、女性を刺した後に自殺した元交際相手の川崎市多摩区、無職広川大起容疑者(26)が事件当日、女性宅の最寄り駅に来ていたことが捜査関係者への取材でわかった。

 警視庁は女性の居場所を確認していたとみて、殺人容疑で調べている。

 事件は3月26日午後7時15分頃、商業施設「サンシャインシティ」内の女性が勤務する店内で発生した。

 捜査関係者によると、広川容疑者は同日午前9時35分頃、川崎市内の駅を出発し、同10時25分頃、東京都八王子市の女性宅の最寄り駅に到着。周辺のドラッグストアで飲料を買い、同11時15分頃に同駅からJR中央線の上り電車に乗った。

 一方、女性は午後からの勤務に向けて同11時頃、同駅の改札を通過。広川容疑者とは別の上り電車に乗車した。2人は同じ時間帯に同駅付近にいたが、広川容疑者が接近した形跡は現時点で確認できていないという。一連の動きは防犯カメラの捜査で判明した。

 女性は昨年12月、交際関係解消後も広川容疑者につきまとわれていると警察署に相談。広川容疑者はストーカー規制法違反容疑で逮捕され、今年1月に同法に基づく禁止命令を受けた。その後、女性の自宅や職場に押しかけた状況は確認されていなかった。警視庁は、広川容疑者が再び女性に接近した経緯を調べている。