「2500万円示談は不成立」「無罪主張も逆風」 元ジャンポケ・斉藤に高まる「実刑の可能性」
ロケバスの中で
お笑いトリオ「ジャングルポケット」の元メンバー・斉藤慎二被告が20代の女性に性的暴行をした罪などに問われている裁判が3月中旬に開かれた。斉藤被告が実刑をまぬかれることはできるのか。
【写真を見る】「事件前」と比べると表情に陰があるようにも……「ハーイ」ポーズの斉藤被告
起訴状によると、斉藤被告は2024年7月、東京・新宿の路上に駐車中のロケバス内で、初対面だった20歳代の女性に対し、同意を得ずにわいせつな行為をしたほか、性的暴行を行ったとしている。
「検察は、撮影が終わったあと斉藤被告がロケバスの中で着替えをしている際に女性と二人きりになり、被告から行為に及んだと主張しました。斉藤被告は“女性は同意してくれていると思っていました”と述べ、無罪を主張しました」

と、社会部デスク。
不同意性交罪
本件で問われているのは不同意性交罪で、法定刑は「5年以上の有期懲役」。執行猶予が付く条件とされる懲役3年以下を満たさない。そのため、被告側は示談交渉を積極的に進めることになる。
「実際に斉藤被告側から2500万円での示談を提案したことが明らかになりましたが、女性側は拒否しました。示談の条件は芸能活動の継続と刑事処分を求めない(被害届の取り下げ)ことでしたが、女性側は処罰感情が極めて強かったということでしょう」(同)
不同意性交罪の公判で執行猶予を得るためには、裁判官が「酌量減軽」を行う必要がある。犯罪にくむべき事情などがあれば考慮するという制度である。これを狙い、被告が被害者と示談を進めることがあるのだが、斉藤被告の場合、うまく行かないまま起訴され、公判を迎えてしまった格好だ。
「示談は金額の多い少ないにかかわらずまとまれば裁判所に評価されます。斉藤被告の懐事情は相当厳しいらしく2500万円は精一杯の額だったと見られます。それを突っぱねられてそれ以上の提案や手段を持ち合わせていなかったというのが実態のようです」(同)
なりふり構わず
斉藤被告は公判後も、経営するバウムクーヘン専門店「クーヘンSAITO」のインスタグラムで「本人による販売」をマメに告知して実行している。これも「金欠」のせいなのだろう。
「そうでしょうね。公判でまた世間の耳目を集めており、メディアも関心を高めている中で告知するほどですから、なりふり構わず集客を求めたと見られます。そういった振る舞いが裁判に悪影響があるかと言うとそこまでではないと思います。が、必死に働いていることは必ずしも女性の心証を改善することにはつながっていないようです。むしろ公判の中での“同意があった”発言が女性の心証を悪くしているようです」(同)
実際、女性は「初公判の態度などから示談しないことにしました。罪を認めてしっかり反省し、2度とこのようなことを起こさないでほしいです。実刑を求めたいと思います」と公判で述べた。
示談交渉がうまく行っていないにもかかわらず、被害者の感情を害する「無罪」主張をしたあたり、公判は「出たとこ勝負」の様相を呈している。示談交渉は今も公判と並行して進めているのかもしれないが、実刑が現実味を帯びていることは間違いない。
「クーヘンSAITO」のインスタグラムには斉藤被告の陽気な姿がアップされ続けている。お馴染みの「ハーイ!」ポーズを取る様子からは、まだお笑いへの気持ちがあることも伝わって来る。それに対してファンらしき人たちからは激励コメントも寄せられているものの、先の見通しが明るいとは言いづらいのが事実である。
デイリー新潮編集部
