重心を下げた韓国は思うようにゲームを運べず、失点を重ねた。(C)Getty Images

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 現地時間3月18日にオーストラリアで開催された女子アジアカップの準決勝で、なでしこジャパンが韓国女子代表に4−1と勝利した。

 なでしこジャパンは立ち上がりから圧倒。明らかに引いて5バックを敷いた韓国にハイプレスでプレッシャーをかけつつ、ボールを持てば細かいパスワークで恐怖を与えた。

 そうして主導権を握ったなでしこジャパンは、そのハイプレスから植木理子のゴールで先制すると、浜野まいかのスーパーシュートで追加点。前半だけで2ゴールを奪う戦いぶりで、格の違いを見せつけた印象すらあった。

 一方の韓国は、守備的な入りが完全に裏目に出た。5バックは機能せず、日本のハイプレスにまんまと嵌る。ビルドアップのミスから16分に失点した時点で、ゲームプランは崩壊したと言っていい。
 
 一度重心を下げたチームが、そこから主導権を取り返すのは簡単ではない。実際、韓国はパスが繋がらず、ミスを重ねて自ら苦しくなっていった。

 後半は4バックに変更して多少持ち直したが、流れを変えるには至らない。75分には熊谷紗希にヘディングで3点目を決められ、勝敗はほぼ決した。

 接戦を期待した日韓戦は、拍子抜けするほど一方的な展開になった。ただ、それは裏を返せばなでしこジャパンの強さを示すものでもある。この日の彼女たちのプレーには素直に拍手を送りたい。

文●白鳥和洋(サッカーダイジェストTV編集部)

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