ライブレポート：AKB48、初の全国ツアーが開幕

　「会いに行けるアイドル」をコンセプトに、秋葉原ドンキホーテ8階のAKB48劇場で連日ステージを行っている、AKB48。昨年11月に秋葉原を飛び出して日本青年館で行ったファーストコンサートから4ヶ月、今月10日の厚生年金会館を皮切りに4都市7公演に及ぶ初の全国ツアー「春のちょっとだけ全国ツアー〜まだまだだぜ AKB48！」がスタートした。

　10日に1回と11日に2回の計3回に分けて行われた東京公演では、各回でAKB48史上最多となる2000人を動員。チームAとチームKの総勢33名のメンバーが、インディーズで発売した「桜の花びらたち」「スカート，ひらり」や、メジャーデビュー曲「会いたかった」、続く2作目のシングル「制服が邪魔をする」、そして4月18日に発売となる3作目のシングル「軽蔑していた愛情」を含む全29曲を、曲のイメージに合った様々な衣装と、日々の劇場公演で鍛えられた息の合ったダンスパフォーマンスとともに披露した。ステージはアンコール含み2時間半に渡り、終演後には握手会を行って観客全員を見送った。

　11日の昼公演では新曲「軽蔑していた愛情」のビデオクリップを初公開。放課後の渋谷を制服姿でさまよい歩く女子高生の生態を赤裸々に描いた前作に続き、今作では学校を舞台に今や社会問題と化している「いじめ」をテーマとして、メンバーの大半が中学・高校に通っているAKB48ならではのリアルなメッセージが込められた作品に仕上がっている。この曲はチームAから板野友美、大島麻衣、小嶋陽菜、篠田麻里子、高橋みなみ、中西里菜、前田敦子、峯岸みなみが、チームKから秋元才加、大島優子、小野恵令奈、河西智美、小林香菜、佐藤夏希、増田有華、宮澤佐江の計16名の選抜メンバーによって披露される。

　チームAの高橋みなみは「初の全国ツアーとても緊張しましたが、ファンのみなさんの温かい声援で楽しくライブができました。これから行く名古屋、福岡、大阪のみなさん楽しみに待ってて下さいね！」コメント。残りの公演は、17日に愛知厚生年金会館、18日に福岡国際会議場メインホール、31日と4月1日にNHK大阪ホールで行われる。

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