「テレビで映ってないと思うけど...」“ロストフの悲劇”で昌子源が今でも忘れられないセリフ「永嗣さんの一声、すごく感銘を受けた」
2018年のロシア・ワールドカップに出場した昌子源(町田)が、那須大亮氏のYouTubeチャンネルに出演。8年前の大舞台でGK川島永嗣にかけられた言葉を明かした。
日本はラウンド16でベルギーと対戦。2点をリードする展開も、その後に3失点。2−3の逆転負けで悲願の8強進出は叶わなかった。
最後の失点は90+4分。自分たちのCKを敵GKにキャッチされると、そのまま速攻を食らい、ゴールを割られた。ティボー・クルトワのスローを受けたケビン・デ・ブライネが持ち運び、右に展開。トーマス・ムニエの折り返しをボックス内でロメル・ルカクがスルーし、ナセル・シャドリが流し込む。わずか14秒の出来事。いわゆる“ロストフの悲劇”だ。
そう振り返る昌子。「僕、最後(シャドリに)スライディングしたけど、届かなかった」。
背番号3は大の字になったまま動けない。そんな昌子に守護神が声をかける。
「テレビではたぶん映ってないと思うんですけど、僕のことを永嗣さんが起こしてくれるんですよ。その時に言われたセリフが今でも忘れられないし、自分の中では、今後のサッカー選手と人生で大事にしないといけないなと思った。
手を取って、僕を引き上げる時に『源、立て。まだ10秒ある』って。やっぱり凄いじゃないですか。言えます?」
当時は悔しさのほうが勝っていた。だが「試合が終わった後とか、ちょっと自分が冷静になった時に、自分やったらその言葉をかけれたかな、今の俺じゃ無理だな」と思った。
いつか自分も――昌子は現在33歳。「チームでもかなりベテランの方になったんで、同じセリフとかになればくどいですけど、同じような感じで、諦めない姿勢を、言葉でも、背中でも見せていける選手にならないといけないなっていうのは、あの永嗣さんの一声は、すごく僕の中で感銘を受けた」。昌子は続ける。
「背中でも見せてくれるけど、あの永嗣さんの言葉の重みは、永嗣さんやから出せたと思うし。でもまあ、どこかで『源君やから響いた』って言ってくれる下の選手が出てくれるような、今のキャリアにしていかないといけない」
昌子は今季も町田のキャプテンを担う。日本代表での貴重な経験も持って、チームを力強く引っ張っている。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
【動画】ロストフの悲劇、悪夢の14秒。2018日本×ベルギーのハイライト
